カヴァラン ソリスト ヴィーニョ バリック

Kavalan Solist Vinho Barrique 57.8%

香りは爽やかな酸味を持ったチェリー、イチゴ、少し工業的なアルコール感がモワッと包み込む。ベリー系のフルーツ感が強く、梅、スモモのようなニュアンスも。軽くバターっぽいオイリー。

味わいは、優しいアタックから始まり、イチゴと練乳のような粘性のあるミルキーな甘さ。ミドルからチェリーやラズベリー、オレンジピールのような酸味と苦味の共存、クローブなどの多彩なニュアンスが見え隠れする。かなり濃厚な味わい。フィニッシュはイチゴバニラのアイスクリームのよう。

【Good/Very Good】

台湾のカヴァラン蒸留所のソリスト・シリーズから、ヴィーニョ・バリックというものです。ヴィーニョというとワインのことを指すと思われますが、その通りアメリカン・オークのワイン樽を用いています。このワイン樽を24ヶ月以上自然乾燥させ、トースト、リチャーを施し、フルーティなバニラの香りを引き出すことに成功した、とのことです。

最初はフィニッシュものかと思ったのですが、そうではないようですね。実際に味わってみると、確かにバニラの成分がかなり強く出ていますが、強すぎるきらいはありません。フルーティさはイチゴのようなニュアンスで、濃厚なイチゴバニラのアイスのような、面白い味わいでした。嫌味なところもあまりなく、デザートに一杯いかがでしょう、というようなシチュエーションに合いそうですし、実際にアイスクリームなどとのマリアージュも面白そうです。

カヴァランのソリスト・シリーズは前に試したシェリーカスクもかなり良い味わいに仕上がっていましたし、全体としてレベルが高いと思います。熟成年数が書いていないため、実際にどの程度の熟成となっているのかはわかりませんが、味わいから考えると10年以上は経っているように思えます。

台湾はスコットランドに比べて気温も高く、夏場は40℃にもなる環境。樽内での蒸発や熟成はかなりのスピードで進むようです。ニューメイク・スピリッツの度数を高くし、短い熟成期間で品質に耐えうるものを作る方針だとか。土地に合った作り方をしなければならない、ということなのでしょう。

ところで、日本からするとお隣の台湾ですが、人口は日本の1/5程度なのに対して、ウイスキーの消費量は日本よりも多いとか。台湾市場が活気がある、といわれるのも納得ですが、日本ももっともっと盛り上がって、東方のウイスキー熱を盛り上げていきたいですね。

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