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【日本酒】泉酒造 純米大吟醸 無濾過生原酒

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泉酒造の純米大吟醸 無濾過生原酒。新聞紙をはがすと、中身は何も書かれていないボトルが。

味わいはかなり濃厚な米の旨さとともにフルーツ感も満載。どっしりとしたフルボディのタイプで、単体で飲んでもかなり飲みごたえがある美味い日本酒でした。

ブラインドサンプル from とぅーるさん (2)

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さて、とぅーるさんからのサンプル、もう一本の方です。

【sample B from とぅーる】

香りは石灰、大理石? 粘土などとにかく石を感じさせるミネラル感。ロウソクのようなオイリーさ、奥に微かに白桃。薄めの蜂蜜。じっとり湿った布。少しバターのようなニュアンスも感じる。

味わいもまずはミネラル感。香水のようなニュアンス。薄めたオレンジジュース、風邪薬シロップのような人工的な甘さ。バター飴、キャラメルっぽさが少し。ミドルからフィニッシュにかけては樽由来と思われる渋みを少し感じる。フィニッシュは短い。

【Okay】

香りからとても不思議なニュアンスで、味わいもどこかケミカルというか人工的に創りだしたようなところが印象的。正直、ここまで不思議な味わいは今まで経験が無いと思う。ミネラル感はピート由来なのだろうか。

若々しいかといわれるとそうとも思えず、かといって熟成感があるわけでもない。かなり昔に詰められた短熟ものなのでは、と推測。加水ボトルだとは思うが、オフィシャルのヴァッティングかブレンデッドなのだろうか。正直ほとんど不明……。

【予想蒸留所】①グレンギリー ②グレングラッサ ③リトルミル
【蒸留年】1980年代
【熟成年数】12年程度
【度数】43%程度

以上の予想でメールをお送りしたところ……。

ミルトンダフ
MiltonDuffGlenlivet 12 yo (43%, OB, Square bottle, Italiy, litri 0,750)

ミルトンダフのオフィシャルボトル、1980年代頃のものでしょうか。
頂いたコメントでは、短熟らしい麦感とボディは軽いがしっかりとした旨味、シンプルながら良いバランス、とのことでした。

なんだか自分のコメントと随分と違うな……と思いつつも、残っていたサンプルを改めて飲んでみたところ、味が全く違っていて自分でもわけが分からなくなりました。何かグラスに付いていたか、体調か……。小瓶では輸送中の影響も結構あるとのことで、万全の状態ではなかったのかもしれません。

ミネラル感はやはり感じるものの、ケミカルなニュアンスはほとんどありませんでした。素朴な旨味がある、という部分も納得です。

今回のサンプルふたつ、結果はどちらも惨敗でしたが、度数と熟成年数はほぼピッタリという。その辺りを捉えるのは結構できるようになってきましたが、やはり蒸留所の個性とかそういうったものを体系的に捉えるにはまだまだ経験不足ですね。

今回も良い勉強になりました。とぅーるさん、ありがとうございました!

ブラインドサンプル from とぅーるさん (1)

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モルト仲間のとぅーるさんから、ブラインドのサンプルを頂きました。幅広いモルトコレクションをお持ちのとぅーるさんが出してきたサンプルは一体どんなものでしょうか……。

【sample A from とぅーる】

香りはとてもプレーンな印象。若めの麦感、たらこのような海と塩っけを感じる。ハーブのようなスッとする草の印象があり、少しワクシーなニュアンスも覗かせる。徐々に開いてくると、ブリニーさが出てくるように思える。

味わいはブリニーでオイリー、アタックが強く若い印象。ミドルからニガヨモギ、青いリンゴ、若いキウイフルーツ、ほんの微かにシェリーっぽいサルファリーさも感じる。フィニッシュにかけても苦味を伴ったアルコール感が続いていく。

【Good】

香りはとにかくプレーンで、これといった特徴を感じ取るのが難しい。甘いニュアンスやフルーツ感をあまり感じず、若めのオーク樽のモルトであることくらいしか掴めない。
味わいからはかなり若めのモルトと思えるが、一貫してドライで甘さを感じないプレーンな味わい。ニューポッティな要素はそこまで無いが熟成感を感じず、近年のモルトと思われる。度数は比較的高めで、ボトラーズから出たカスクものと思われるが、少しシェリー樽由来のようなサルファリーさを感じた点から、オフィシャルのヴァッティングもあり得るのだろうか。最終的には除外。ブリニーでオイリーなニュアンスから蒸留所を検討した。

【予想蒸留所】①クライネリッシュ ②オールドプルトニー ③ハイランドパーク
【蒸留年】1990年代
【熟成年数】15年程度
【度数】54%程度

以上の予想でメールをお送りしたところ……。

ブッシュミルズ
Bushmills 1988 (54.1%, OB, for La Maison du Whisky, Rum Barrel, cask #14356)

アイリッシュ・ウイスキーのブッシュミルズでした。しかもラムバレルというなかなか異色のボトル。

自分が感じたブリニーとオイリーのニュアンスはとぅーるさんも感じられていたようで、味わいの傾向としてはなるほど納得、といったところでした。一方、ラムカスクによる味わいはあまり原酒との一体感が出ておらず、分離している印象、とのことでした。プレーンな味わいだと思った所に、少しシェリーカスクっぽい感覚を持ったのはそのせいだったのかもしれません。

最近、アイリッシュ・ウイスキーが結構いろいろと出てくるようになりましたし、これからの復権もありうるのか、要注目ということで、まさに今気になるウイスキーの一端でしたね。ありがとうございました。

タリスカー オフィシャル25年 2004年ボトリング

Talisker 25yo (Official “LIMITED EDITION” Bottled in 2004 57.8%)

香りはイチゴ、バニラ、リンゴ、ピートしっかり、海岸の砂浜のようなニュアンス、塩アメ。どれもしっかりと香り、骨太な印象。

味わいは、驚くほどブリニーさとバニラの甘さが混在してしっかりと主張。リンゴ、熟した甘いトマトのようなニュアンス、土や泥、タールに加えヨードっぽいニュアンスも。ミドルは細かくピリピリとした胡椒のようなテクスチャあり。フィニッシュにかけては、舌にしっかりと絡みつくような濃厚なピート感、ブリニーさがありとても長く複雑さが続く。

【Very Good】

タリスカーのオフィシャルボトルから、25年熟成の限定ボトル。2000年頃から毎年出ているようですが、こちらは2004年詰めのものです。年によって味わいもそれなりに異なるようですが、この2004年詰めのボトルは他の年と比べてもなかなか出来が良いと評判だそうです。

味わいは度数の高さもありますが、かなり濃厚でアタックから一気にフレーバーが押し寄せて来ます。まさに「舌の上で爆発するような」のタリスカーの評判どおりといったところでしょう。(ちなみに10年ものなどはあまり爆発していないと思うのですが……。)

甘味やスモーキーさなどのバランスがとても良く、どれも骨太でどっしりとした味わい。長期間の熟成をしっかりと感じさせ、かといって痩せ細った部分などは微塵も感じさせない。舌にまとわりつくようなテクスチャ、フィニッシュも長く、1杯でずっと楽しめそうな素晴らしいボトルです。