ブラインドサンプル from きりん力さん (2)

続いて次のサンプルです。

【Blind Sample B from きりん力】

香りは巨峰などのグレープ、フローラルなニュアンス。華やかな印象を受けるがややスパイシーで荒さが見え隠れする。少し土っぽさ、微かに醤油のニュアンス。時間が経つと桃っぽさが出てくる。

ややもったりとしたアタック、渋さを感じるシェリー樽のニュアンスが支配的。ミドルからヌガーのような甘さ、粉っぽいカカオマス。収斂味が強いがアルコール感はあまりない。樽のタンニン様によるものか。後半にプルーン。フィニッシュにかけて、ややピリピリとした感覚が舌に残るが、やはり粉っぽさを伴ったチョコレートのニュアンスが強く、長く残る。

【VG】

華やかなシェリーの香りが印象的だが、香りで感じたやや荒いニュアンスに比べて、味わいはかなり落ち着いておりそのギャップが面白い。味わいからはかなり長熟であると考えられるのだが、ある意味樽の影響が支配的であるため、その裏にある蒸留所の味というのを感じるのが難しい。粉っぽいカカオやかなりの渋みの傾向では、ドロナックが真っ先に頭をよぎった。

やはり典型的なシェリー樽の蒸留所が考えられるのだが、ボトラーズが選んだシェリー樽のカスクをそのまま詰めたりした、となると判別が難しい。少し醤油のようなニュアンスがあることから、軽井沢も候補に上がった。

【予想蒸留所】①グレンドロナック ②軽井沢
【蒸留年】1970年代~80年まで
【熟成年数】30年程度
【度数】40-43%

上記の内容でメールをお送りした結果……。

山崎
Yamazaki Owner’s Cask for 100thわしづ
【蒸留年】1992年
【熟成年数】14or15(2007詰め)
【度数】61%

山崎のオーナーズカスク、シェリー樽のものでした。
微かに感じた醤油感から軽井沢としてしまいましたが、山崎とは思い至りませんでした。かなり樽の影響が強いながらもサルファリーにはならず、粉っぽさを感じる濃い味わいが山崎シェリーカスクの特徴のひとつなのかもしれません。

それにしても驚いたのが、これが15年程度の熟成で、しかも度数が61%もあることです。飲んでみると全くそのような感じを持たないのですが、もしかしてジャパニーズの熟成は相当速く進むのでしょうか。そういえば、以前に飲んだペニンシュラ東京のオーナーズカスクでも似たような感想を持っていました。

まだ、これがジャパニーズだという明確な味わいを区別することができないでいますが、今回のサンプルはとてもいい経験になりました。美味しいモルトをありがとうございました。

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