ブラインドサンプル from きりん力さん (3)

続いて次のサンプルです。

【Blind Sample C from きりん力】

香りはレーズン、ドライイチジクなどのフルーツ感。チョコレート、ヌガー、ナッティさもあり少しオイリーなニュアンス。軽くオールド香が出ているように思え、時間が経ったシェリー樽のボトルを思わせる。

味わいはトフィ、ビターチョコ、コーヒーを思わせるダークシェリー系。ミドルから麦の味わい、クローブ、シナモンのようなスッとしたニュアンスはアルコール由来だろうか。フィニッシュはコーヒーの苦味と少し甘めのスパイス様が長く続く。

【G/VG】

このサンプルもかなり強いシェリー樽のニュアンスが感じられるが、香りでとらえたオールドっぽさは味わいからはあまり感じられない。むしろ味わいとしては近年のシェリー樽であるように思われる。

度数が高くアルコール感による収斂味が強い。ほどよい熟成感が感じられるが、良い麦の味わいも感じられ、ちょうど詰め時なのではないかと思わせる中程度の熟成年数だろうか。

傾向としてオフィシャルとは考えにくく、ボトラーズがシェリー樽のシングルカスクを詰めたものではないだろうか。最近のリリースでは、黒ケイデンスモールバッチのハイランドパークがこのようなニュアンスを持っていたように思われるが、他の蒸留所でもあり得そうなところであり、蒸留所の鑑別は難しい。

【予想蒸留所】①ハイランドパーク ②マッカラン ③タリバーディン
【蒸留年】1990年前後
【熟成年数】20年~25年程度
【度数】52-55%

上記の内容でメールをお送りした結果……。

ハイランドパーク
Highland Park “Saint Magnus”
【蒸留年】1998 年
【熟成年数】12y.o
【度数】55.0%

ハイランドパークのセントマグナス、オフィシャルの特別なボトリングのものでした。蒸留所は正解ですが、スペック的には少し予想との乖離がありましたね。20年くらいは熟成していると思ったのですが、意外と短熟でした。

ボトリング数が12000本近くということで、結構な数の樽のヴァッティングになると思いますが、かなり主張が強かったためシングルカスクかと思ってしまいました。ダークシェリー系の味わいが支配的ではありましたが、香りのトップノートで感じたフルーツ感と、味わいのスパイス様を伴ったニュアンスあたりからハイランドパークが思い浮かんだ次第です。

とりあえずひとつは当たったのでホッとしています(笑)

後日改めて残りを飲んでみたところ、ニューポッティな香りと、味わいはピートが結構効いていました。アタックの強さにやられてしまうと、しっかりと拾えなくなってしまうのかもしれません。

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