月別アーカイブ: 2014年11月

ウイスキー大規模持ち寄り会

先日、モルト仲間で声掛けをして、大規模な持ち寄り会が実施されました。総勢で50人以上の参加があり、ひとり1本以上のボトル持ち寄りだったため、60本以上のボトルが並ぶという壮観な図。普段はお話できない方とも会話できたり、楽しい時間を過ごさせて頂きました。主催、運営の方々、ありがとうございました&お疲れさまでした。

その中で、特に印象に残ったボトルを幾つか。

Balblair 10yo (OB 1970s(?) 100proof 750ml)

古いバルブレアのオフィシャル10年、カスクストレングス。年代は失念しましたが、70年代の流通ボトルでしたでしょうか。

少しオールド感も併せ持つ芳醇な麦の香りと甘さ、100プルーフながらきつくない飲みくちとしっかりしたボディも併せ持っていて、とてもバランスが良かったです。最近の10年ものとは明らかに異なる複雑さ、素晴らしいですね。

Strathisla 37yo (Kingsbury “Hand Writing” 48.2%)

キングスバリーのストラスアイラ37年。プレミアムレンジのハンドライティングシリーズです。

コクのあるベリージャムのような甘さと麦感、濃厚な木の香りは恐らく樽の影響でしょうか。きつくはなく好ましい範囲でした。若干のセメダインは複雑さを増すファクターになっていたと思います。

CO-OP Whisky (Toa shuzou 100% Scotch Malt Whisky 43%)

こんなの初めて見た&予想以上に美味い、という声続出のボトル。イチローズモルトとも関係の深い東亜酒造が、CO-OP向け(?)に作成したモルトウイスキー。100%スコッチモルト、ということはモルトを仕入れて自前で蒸留したのでしょうか。

結構ライトですが、単なる麦の甘さだけでなく若干のピーティさもありスモーキー。意外と侮れない味わいですが、今の時代でこそ評価される気がします。昔はこういうのはあまり好まれなかったのではないでしょうか。

Bowmore 34yo 1968-2002 (Duncan Taylor Rare&Auld Cask#1421 43.3%)

60年代のボウモア。ダンカンテイラーのレアオールド。この頃のラベルは自分は大好きなボトルです。

香りから独特のフルーツとヨードの混合した複雑なフレーバーが感じられます。飲みくちは思いの外柔らかく、そして意外と素朴な麦を最初に感じました。スルスルと流れるような麦と草のニュアンス、そして過熟感もあるフルーツ、裏打ちするピートのバランスが楽しめるボトルでした。

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少しずつ飲んでも相当な量になってしまったため、どのボトルもしっかりとテイスティングできたわけではないのですが、面白いボトルが沢山あり目移りしてしまいました。またこのような会があれば是非参加させて頂きたいと思います。

ブロンズアラン 2000年 シェリーホグスヘッド

The Arran Malt “Bronze Arran” 2000 (OB Privaate Cask “Colours of Arran” Single Sherry Hogshead 54.9%)

香りはチョコレート、マーマレード、濃い色の柑橘類を連想させる、生乾きの木の実、ナッツ、メープルシロップ、木の樽、爽やかな草のニュアンス、少し若いアルコール感、時間が経つと火薬系のニュアンスがグラスに残る。

味わいはビターチョコ、アーモンドとその皮の部分、ピリピリとペッパー系のスパイス、ミドルからブラックコーヒーのカスのようなニュアンスとヌガー、若々しく荒々しいフィニッシュ。

【Good】

最近評判が徐々に良くなってきているアラン蒸留所、その中のカラーシリーズと呼ばれるシリーズ物の第二弾、ブロンズアランです。

全体的には若さが目立つものの、近年のシェリーカスクらしい味わいで、チョコレートに加えてアーモンドなどのナッツ系のニュアンスが特徴的でした。小ぢんまりとしていますが、良くまとまったシェリーカスクといった印象です。スパイシーさと木のふくよかなニュアンスで、アラン1997のシェリープライベートカスクとも近い印象があります。あれをもう少し荒々しくした感じでしょうか。

カラーシリーズは、オレンジアランが素晴らしい出来であったため、こちらも期待して購入しましたが、流石にあの内容には及びませんでした。が、近年のシェリー樽のシングルカスク、13年ほどの熟成でしょうか、その内容からすれば値段的にも求めやすく、気軽に付き合えるボトルだと思います。