月別アーカイブ: 2014年12月

ロングモーン 38年 1972 G&M ケルティック

Longmorn 38yo 1972 (Gordon & MacPhail “Celtic Label” Cask#1078 1st Fill Sherry Butt 53.9%)

香りは桃、マンダリン、白桃、黄桃、サクランボなどのフルーツ感が凄い、全体を覆う高貴なシェリー感、軽く植物感と醤油のようなニュアンスもあり。

味わいは、マスタードのようなスパイス、リンゴのコンポート、黄桃、渋みがあるが柔らかく染みこむよう、微かにトマトケチャップ? 旨味がある塩気、フィニッシュにかけてまろやかな麦感とシェリー樽の味わいがしっかりと重なりあい、長く続く。

【Very Good】

GMケルティックシリーズから1972のロングモーン、38年という長熟ボトルです。

香りの最初から桃の印象が強く、サクランボなども感じるフルーツのフレーバーが良く出ていました。また、近年のシェリーカスクとは明らかに異なる高貴さも伴った香りは、やはり昔のシェリーカスクならでは、といったところでしょうか。若干醤油っぽさもありましたが、ほとんど気にならないレベルです。流石に長熟なためか、樽のニュアンスがかなり出ているためでしょう。

味わいはちょっと変わっていて、アタックに不思議なスパイシーさを感じたのですが、自分はこれをマスタードのようだと思いました。また、ミドルからトマトケチャップのような、旨味がしっかりのった塩気も感じ、勿論香り同様のフルーツ感もしっかりしているのですが、変わった味わいがあってそちらの方が印象に残りました。決してマイナスの要素ではなく、しっかり美味しいシェリーカスクのモルトに花を添えるような、複雑さを増している要素だったと思います。

ファーストフィルのシェリーカスクで38年となると、渋みが酷くて呑めたものではなくなってしまう樽もあると思いますが、このボトルはそんなことはなく、沢山の樽の中から選ばれたものなのでしょうね。特に香りはフルーツのフレーバーがしっかりと出ていてとても好みでした。

2011年のボトルということですが、今から考えるとこんなボトルがそこそこの値段で出回っていたということが信じられないくらいです。

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グレンバーギ 1966 GM Caskシリーズ

GlenBurgie 1966 (Gordon & MacPhail “CASK” 61.2%)

香りはハッカやシナモンのような清涼感のあるスパイス、ココナッツミルク、クローブなどの甘味のある香り、メロン、青リンゴ、蜂蜜のニュアンス。円熟したとてもリッチな香り。

味わいはアプリコットジャム、リンゴ、バニラ、ミドルからオイリーでミルキーな味わい、とても良い麦感、軽くタンニン様が引き締める、シェリー樽のニュアンスもあり、スイカの白い部分のような瓜、鼻抜けにココナッツミルク感がどっしり、フィニッシュにかけてはタンニン様とバニラ様が長く後を引く。

【Very Good/Excellent】

GMのカスクシリーズから1966のグレンバーギです。

香りからとても独特で、清涼感のあるスパイシーさと同時にミルキーさのある香り立ちで、普通のモルトとは明らかに違う、とても美味しそうな雰囲気をこれでもかと出していました。メロン系のフルーツ感もしっかりで、香りだけでもかなり多彩な印象でしたが、ちょっとうまく拾いきれませんでした。

飲んでみると、61%というハイプルーフとは思えないほどまろやかなアタックで、円熟のボトルであることがここからもわかります。香りと同系列のミルキーな味がしっかりで、フルーツ感もしっかり載っています。少しシェリーカスクのようなニュアンスがあり、リフィルのシェリーカスクなのかそれともヴァッティングなのか、ちょっと分かりませんでしたが、良い下支えになっていました。

味も勿論ですが香りが特に良くて、何度も何度も香りを楽しみたくてグラスを近づけてしまいたくなる。少し飲んでは鼻抜けの香りを楽しむ。呑み終わった後も暫くはグラスの残り香を楽しんでいました。近年のモルトとは明らかに異なる味わいに惚れ込んでしまいました。

グレンバーギはあまり経験が無いのですが、色々な方のテイスティングノートを見ると、ハウススタイルというわけでは無いのかもしれませんね。G&Mの豊富なストックだからこそ出せたボトルでしょうか。手に入らないとなると欲しくなってしまいます。

兎にも角にも、素晴らしいボトルでした。

グレンモール 1969 キャンベル&クラーク リミテッド

GlenMhor 1969 (Campbell & Clark Limited Cask# 1969 1407/1409 45%)

香りは熟しすぎたイチジク、マンダリン、淡い蜂蜜と麦の穂、奥に軽くタールのようなピートを感じる。

味わいはこなれた麦、ローストしたナッツ、チャーした木の樽の香り、ミドルから薄めたオレンジやマンダリンの果汁、少し植物感と紙のニュアンス、フィニッシュにかけても落ち着いた、でもしっかりした麦の味わいと微かにピーティさを伴って短めに消える。

【Good/Very Good】

Campbell & Clark Limited というボトラー(?)が詰めた、1969年蒸留のグレンモール、45%の加水ボトルです。熟成年数がどのくらいかは記載がありませんが、結構前のボトルでしょうか。

全体的に線が細めで繊細な味わいではありますが、麦やローストナッツのような穀物の甘味成分がしっかりとしており、核となる味わいは一本筋が通っている印象です。ミドルには柑橘系のフルーツ感もあり、奥の方に若干ピートのような引き締め感があるなど、探っていくと多彩な味わいが出てくるところも面白かったです。

華やかさには若干欠けるかもしれませんが、昔ながらの良質なモルトという印象でした。この日のスターターでしたが、なるほどぴったりなチョイスでした。

[日本酒]亀泉 純米吟醸 原酒

亀泉 純米吟醸 原酒 50%

高知の亀泉、あまり飲んだことがない。

白ワインのようなフルーティさと酸がしっかり。引っかかる所が少ないが、味わいがしっかりしている。単体で飲んでも良いし、洋食にも合いそう。