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スコッチ・ウィスキー物語―ラベルに読む英国の歴史 / 森 護 著   1990年7月

著者は1920年代の生まれで昔からのスコッチ・ウイスキー好きということで、戦後の日本におけるスコッチ・ウイスキーの歩みをしっかりと見てこられたのだと思います。スコッチ好きが高じて、ラベルに疑問をもったところから紋章学に手を伸ばしたようで、かなりの学者肌な方だったのでしょう。

ラベルに書かれている内容が大きく分類されていて、紋章、歴史上の人物、メーカー情報、タータンチェックの文化などなど、それぞれがスコットランドの歴史を物語っている、という内容です。実際、紋章は王家の変遷を見ることができるし、歴史上の人物は勿論どれもスコットランドの重要な人物ばかりです。ほとんど一度は読んだことがある歴史物語なのですが、ボトルに描かれている人物を通して見ると、これが不思議なほど頭にするすると記憶されていく。興味がある部分と紐づくと何でも捗るという良い例ですね(笑)

以前から知っているボトルも、こうして改めて見てみると本当に面白いです。勿論知らないボトルもたくさんあり、また昔のラベルはこんなだったのかと驚くこともあり、とても興味深い内容でした。ウイスキー好きで、それにまつわるスコットランドの文化全般に興味がある人ならば一度読んでみることをおすすめします。

著者は故人となってしまったようですが、これの続編なり同じ系統の本なりをもう1冊くらい書き上げて欲しかったな、と思いました。

 

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