サマローリ No Age Declared 1999年ボトリング

Samaroli “No Age Declared” Pure Malt Scotch Whisky (Edition 1999 750ml 45.5%)

香りは青さを感じる草地、熟れたイチジク、白いブドウ、酸味のあるリンゴ、良く乾燥したピートが軽めだがしっかり、こなれた麦とバターをつけたパン、粘土のようなミネラル感、少しだけセクシーさもある。

味わいは優しい透明感のある麦、すぐにヨモギのような薬草、ボタニカルなハーブリキュールのニュアンス、ミドルから軽めのピート、蜜の入ったリンゴ、微かに爛れた果実感、麦のコクが下支え、フィニッシュにかけてじんわりとピート、リンゴとミネラル、アーシーさもあるフィニッシュ。

【Good/Very Good】

ボトラーズのサマローリからリリースされた、”No Age” と表記されたヴァッティング・モルトで、これは1999年のリリースのものです。このシリーズは1992年から2010年まで続いていたようです。ここ数年、サマローリからは Evolution と銘打たれたヴァッティングがリリースされていますが、その原型となったものでしょうか。

第一印象は、正直パッとしませんでした。しっかりとしたピート感の上に、草系の青みと不思議なニュアンスの果実感が出ていて、華やかさはあまり感じません。味わいもどことなくおぼつかない感じではありました。しかし、一口ひと口飲み進めていくうちに、徐々に開いてきたこともあってか、かなりの複雑さがあります。呑めば呑むほど様々な味わいを感じることができて飽きません。このあたりはヴァッティングのなせる魅力といったところでしょうか。

10年~40年のモルトがヴァッティングされているようで、特に「スペシャルなシェリーカスク」も入っているとか。とはいえ、あまりシェリー樽熟成由来のニュアンスは感じませんでしたが。そこそこピートが効いており、でもそれ一辺倒ではない、若さも複雑さも確かに感じる、ヴァッティングとしては良いものだと分かります。

使われている原酒は何でしょうね。総ボトル数が2532本ということで、少なくとも7~10樽くらいは混ぜていそうです。もしかしたらもっともっと多いのかもしれません。中核となるのはハイランド系のように思えますが、ピートを感じる原酒がどこから来るものか、などを推測するのが楽しいです。

くるくると顔が変わる、なんとも不思議なモルトです。

後日、「ハイボールにすると美味そう」という知り合いの声を受けてやってみたところ、これはかなり良い味になってくれました。じっとりとしたピートが、崩れることなく軽やかに香りその上に麦のコクがしっかりと乗ってくる、こいつは良いハイボーラーです。但しお値段ちょい高め。

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