スコッチ・ウイスキーの透明性

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主にブレンデッド・ウイスキーをリリースしているコンパスボックスが、スコッチ・ウイスキーの透明性に関するキャンペーンを実施しています。

http://www.compassboxwhisky.com/transparency/

当初、文章を読んでいて本当に混乱してしまいました。問題を簡単にまとめるとこういうことらしいです。

「使用したウイスキーの詳細な構成を表示したら EU のレギュレーションに引っかかって怒られた

な… 何を言っているのか 以下略

そんなバカなと思いたくなるのですが、どうやら年数表記に関しては以下の2パターンしか許可されていないらしいのです。

1. Age Statement (年数表記あり)
Age of youngest spirit only displayed on packaging and marketing materials.
最も若い原酒の年数のみを表示することができる。

2. No Age Statement (年数表記なし)
No information regarding age anywhere on pack or in marketing materials.
年数に関する情報を一切表示しない。

ここに、コンパスボックスは第3の選択肢を加えたい、というのが今回のキャンペーンの趣旨。詳細な情報を表示し透明性を高めることは、作り手側と買い手側の双方にメリットがあるはずだ、というものです。

自分はこれには大賛成です。昨今のNAS表記は中身がさっぱり分からず、それなのに中には高額なものもあり一体何を判断して買ったら良いのか、という思いがありました。メーカー側が詳細を公表しないことへのいらだちもありましたが、実はその原因はこのレギュレーションによるものだったのかもしれません。

まあ、あくまで選択肢なので無難にいきたいメーカーは取り入れることはないでしょう。「ポートエレンの原酒が入っている!」とか言っている某ブレンデッドあたりで「1%しか入ってないけどね!」とか絶対言わないでしょうし。でも、小規模なところや品質に自信を持っているところは逆に表示してくれると嬉しいですね。ファークラスとかキルホーマンとかはやってくれそうな気もします。

こういう部分で品質を高めていく仕組みをつくらないと、いずれウイスキーはまた見向きされなくなってしまうと思うのです。昨今のブームで気を良くして、品質を二の次にした先に行き着くのは1980年代と同じ不況しかありません。同じ轍を踏まないためにも、少しでも前と違う試みをしていってもらいたいものです。

また、同じような透明性が日本国内でも広がると良いのですが……まあ無理でしょうかね。

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