読書感想 : ウイスキーの科学/古賀 邦正

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著者はウイスキー製造に関わっていたわけではないそうだが、熟成に関する研究でウイスキー業界(サントリー)と関連があった模様。この書籍自体は2009年とかなり前のものになってしまったが、ほぼ最新の研究成果に基づく内容となっておりとても貴重です。

前半はウイスキー製造の一般的な方法について書かれている。後半がこの本のメインとなる熟成に関する研究成果。また、その前に「熟成とは何か」「ウイスキーの香味とは何か」という内容を科学的・定量的に表すことに注力している。かなり専門的な内容にまで踏み込んでおり、人によっては化学に関する図を見ただけで本を閉じてしまいそうだが、過程を飛ばして結論だけ読んでも面白い。目からうろこ的な事実もあり興味深いので、理系的なネタが好きな方にはオススメ。

普段なにげなく感じているウイスキーの味がどのようにもたらされているのか、という部分が一番おもしろかった。熟成についてはまだ(このときは)研究半ばという感じであったのが残念だが、それは今も変わらないか。とはいえ、熟成にまつわるヒントは得ることができる。先日のウイスキーの瓶熟に関する答えの一助にもなった。

「いまだにとけない謎」は、だからこそ解き明かしたいものなのかもしれない。好奇心の行き着く先に、答えがあることを祈って。

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