月別アーカイブ: 2016年4月

ハロッズ 特級 1970年代流通 ミニボトル

DSC04913

Harrods   De Luxe Blended Scotch Whisky (1970s~1980s, 86 Proof, 1/10 PINT )
香りは糖蜜、プレーンで綺麗な香り立ち、アンティーク家具、メンソール系のハーブ、りんごあめ。

味わいはべっこう飴、直後にザラついたエグみとピート、清涼感のあるハーブ感が強め、ザラメに少し醤油、アルコール感もあり結構パワフル、良いグレーンらしい伸びのあるフィニッシュ。

【Good/Very Good】

ハロッズはあの有名な百貨店のハロッズですが、そのブランド名を冠するウイスキーを出していたようです。というのは昨年のオールド・ブレンデッドの会などで聞いていたものの、しっかりと呑む機会がありませんでしたが、偶然にも小瓶で戴く機会に恵まれました。ハロッズの詳細についてはくりりんさんの記事が参考になるかと思いますので、そちらを参照下さい。

味わいは結構個性的な部分があり、普通のピート感ともまた違う独特のエグみのような部分がありましたが、あまり嫌なニュアンスではなく個性をつけている感じでした。また、特級表記とミニボトルということからボディが抜けている想定をしていたのですが、予想以上にパワフルでオールド香もほとんど感じられず、かなり良い状態だったと思われます。

どこの蒸留所がメインかと云われると自分には判別不能でしたが、ホワイト&マッカイが作っているということでダルモア、フェッターケアンあたりなのでしょう。エグみの部分はトミントール由来かな、とも思えました。

この小瓶もソニートレーディング扱いですが、通関番号などから1970年代末期か1980年代初頭くらいの流通品でしょうか。原酒はそこまで熟成年数があるものではなかったと思われますが、パワフルでしっかりとしたボディを考えると、やはり時代による酒質の差が出ているように思えます。

たまたまの頂きものでしたが、良いブレンデッドの味わいで勉強になりました。

DSC04914

広告

[動画紹介]リチャード・パターソン氏のウイスキー講座

ホワイト&マッカイのマスター・ブレンダー、リチャード・パターソン氏はウイスキー業界でも有名な方ですが、氏の動画を最初観た時にはほとんどの方が驚くことでしょう(笑) グラスをウイスキーで満たし、スワリングしたあと徐ろに投げ捨てる。なんとも豪快ですが、本当にこれを何度もやってらっしゃるということで、セミナー等ではあまり前に席をとると大変なことになるそうですね。

でも、自分はその後の仕草にこそ惚れてしまいました。ノージングをして “Hello.” もう一度ノージングをして”How are you?”. これですよ。ウイスキーに語りかけるこの所作こそが、氏らしくもあり、そして今一度ウイスキーとの向き合い方を考えることにもなります。

ブレンダーとしての活躍は早40年になるという氏は、それでもまだまだ若く見えますね。正に英国紳士らしい出で立ちはある種の美学を感じます。

まんさくの花 純米大吟醸 限定原酒 愛山酒

2

まんさくの花 純米大吟醸 限定原酒 愛山酒

これは凄い。

まず香りからして濃厚で複雑。普通の吟醸香に加えて白い花、レモンピール、少しニッキのようなニュアンスもあり多彩。

飲んでもどっしりとした米のコクと旨味に加えて、フルーツ感、華やかな花束やハーブ感など、色々な味がどんどん拾える。

正直、日本酒で最近飲んだ中では頭ひとつかふたつくらい抜けている。1杯の印象深さではダントツ。

逆に、この日本酒に合う料理は無いと思う。単体で呑むか、チーズなど少量のアテで呑むくらい。食後酒のイメージ。

まんさくさん、やるね。

正雪 無量寿 大吟醸

4

正雪 無量寿 大吟醸

大吟醸らしいメロン、マスカットなどのさっぱり系フルーツに、スッと嫌味なく流れる喉越し。

こういう典型的な大吟醸は、最近あまり飲んでいなかったので逆に新鮮でした。生原酒とかでどっしりタイプが多かったもので、そういう合間に飲むとホッとする一杯でした。

一ノ蔵 ふゆみずたんぼ 特別純米生酒

1

一ノ蔵 ふゆみずたんぼ 特別純米生酒

「ふゆみずたんぼ」は収穫のあと耕さずに次の田植え前まで水を張る水田のことだそうで。

米はササニシキ。一ノ蔵は宮城、宮城といえばササニシキ、というイメージが個人的にはありますね(父方の影響)

米のコクは感じられるが、品よく綺麗にまとめようとしている感じ。重くもなく軽過ぎもせず、中庸なタイプ。スターター、もしくは軽く料理と合わせやすいか。

[動画紹介]Glenfiddich 21 Year Old Whisky – “The Finishing Touch” (Full Film)

グレンフィディックの21年、ラムカスクフィニッシュのCM広告のようなのですが、これがちょっとネタとも言える面白さでした(笑

何の実験装置かと思えるような設定がとてもユニークなのですが、音響が定在波のような形を作っているのは見ていて不思議と惹きつけられます。前衛芸術のような一見奇妙なインスタレーションですが、このウイスキーを表すにはマッチしていると思います。

広告としてはとても良くできていると思いますよ。