月別アーカイブ: 2016年5月

[日本酒]浦霞 純米生酒

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浦霞 純米生酒

良く言えば落ち着いていて日本酒らしい日本酒、悪く言えば個性が無いタイプ。

自分は前者の評価で、これは料理と合わせると映えるタイプでしょう。料理の味を邪魔せず、澄んだ米の旨さが魚や野菜の煮炊きなどを引き立ててくれるに違いない。

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タムデュー バッチストレングス #1

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Tamdhu Batch Strength #1 (OB 2015, 58.8%)

香りは透明な蜜、ヘザーハニー、トフィー、ヌガー、フルーツ感は強くはないがイチジクやイチゴ、マンダリン、軽く焦げた木のニュアンスもありリッチ。
味わいは煮出した紅茶、ビター・オレンジのジャム、焼きリンゴ、鼻抜けにメンソールと少し干し草のニュアンス、少しチョコレートのニュアンス、後半にピリピリとスパイシー、フィニッシュもややビターなオレンジ感とスパイシーな余韻が長い。

【Good/Very Good】

タムデュー蒸留所も限定バッチでのボトルをリリースしてきました。こちらもNASボトルですが、シェリー樽のみの熟成となっているようで、確かに色からもかなり濃いのではと思っていたので納得です。

飲んでみたところ、これはなかなかに良いボトルです。香り味ともにリッチなシェリー樽のニュアンスで、ある程度の複雑さもあって良さが光ります。さすがにハイプルーフ&若い原酒の影響か、口当たりがかなり尖っている部分もありますが、そこを差し引いても十分な美味さがありました。

ストレートではあまり若さを感じませんでしたが、加水すると香りには若いモルティさが広がりました。一方で味はオレンジなどのフルーツ感が良く広がり口当たりも良くなるため、これは少し加水して愉しむのが良いのでないでしょうか。

タムデューもやりますね。この仕上がりなら十分に購入する価値はあると思います。

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Image via Master of Malt

コンパスボックス フレイミングハート 5th

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CompassBox “Flaming Heart” 5th (CompassBox, 2015, 48.9%)

香りは濃厚なチーズ、生ハム、レモンやグレープフルーツの柑橘系、レモングラスの葉、やや石灰のようなミネラル感。
味わいはスムースでリッチ、島系のピートとヨード、噛みごたえのあるレモン果汁、ミドルから樽のフレーバー、少しドライ、ヒリヒリとしたフィニッシュは程よい長さ。

【Good/Very Good】

コンパスボックス社がリリースするブレンデッド・モルト “フレイミング・ハート”。こちらは同社15周年記念のボトルで、以下の構成原酒を見ると確かに気合いが入っていると言っていいでしょう。

以下はM’s Liquar House より抜粋

・リフィル・アメリカンオーク・ホグスヘッド カリラ30年(27.1%)
・アメリカンオーク・ホグスヘッド再活性樽 クライヌリッシュ20年(24.1%)
・フレンチオーク混成バレルで2年寝かせたブレンデッド・モルト※(10.3%)
・リフィル・アメリカンオーク・ホグスヘッド カリラ14年(38.5%)
※ブレンデッドモルトの構成原酒はクライヌリッシュ7年、ティーニニック7年、ダルユーイン7年

飲んでみると、なるほど確かにこれはカリラです。しかし、他の原酒ともあいまってかなりの複雑さを兼ね備えた良いブレンデッドです。若い原酒の影響はほぼゼロで若さは感じないですし、ややライトタッチですが飲みごたえは十分あります。

とても良く出来たブレンデッドで佳酒なのだが、もう一歩が突き抜けないのはカリラらしいといえばカリラらしい(笑) でもそのあり方が良いんじゃないでしょうか。単体で30年のカリラを買うには厳しくなってきた昨今ですが、カリラの味を求めつつさらに複雑さをプラスで考えるならばこのボトルは大いに「有り」です。

こちらもボトルシェアで試させて頂きました。ありがとうございました!

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Image via Master of Malt

グレンスコシア ビクトリアーナ

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GlenScotia Victoriana (OB 2016, 51.5%)

香りはオレンジピール、少しリンゴ、紅茶、焦がしたカラメル、清涼感のあるハーブ、微かに若さ由来のモルティさが見え隠れする。時間を置くと、やや醤油せんべいのようなニュアンス。微かにパイナップルか黄桃のようなフルーツのニュアンス。
味はリンゴ、わたあめ、少し干し草、ミルキーでオイリーさがある、若いモルト感、少しヨーグルトのニュアンス、ミルクチョコレート、じんわりとホワイトペッパーのスパイス感が続くフィニッシュでやや短い。

【Good/Very Good】

少し前にグレンスコシア蒸留所から3種類のボトルがリリースされました。値段の順にダブルカスク、15年、そしてこのビクトリアーナ。NASボトルが2種類と、本格的にNAS全盛になってきたわけですが、逆に若い原酒も混ぜた幅広い味わいが期待できるのではないかということで、試してみたかったボトルです。

ビクトリアーナは樽のチャーを強めに行ない、樽の抽出物を前面に出していこうという意欲作。うまくハマれば若い原酒でもかなりの仕上がりが期待できるわけですから、どこの蒸留所も研究を進めていく必要があるという感じですね。

さて本題の香味ですが、香りは割と素直なシェリー樽のようなニュアンスが多く、焦がしたカラメルなどのあたりがハードチャーの結果なのかな、と思わせるものでした。一方で、味はやや若さが目立つのは否めませんが、良いニュアンスのフルーツ感、しっかりとした複雑さもあります。時間経過で拾える味も結構変わってくるため、これはもしかしたらボトルで抱えると時間変化で様々な味わいが楽しめるのではないかと思いました。

こちらはボトルシェアで試させて頂いた1本。毎度ありがとうございます。

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Image via Master of Malt

[日本酒]霧降 純米吟醸

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霧降 純米吟醸 槽場詰め 無濾過原酒

すっきりとしてエレガントなフルーツ感。酸味もそこそこあり、まさに白ワイン的。女性受けしそう。

原酒で15度という低アルコール製法。最近そういう技術もかなり進んできているのだとか。ただ単に加水したのとはまた少し違って、原酒の持つ輪郭の強さはそのままでえ飲みやすい度数に落ち着いている。

 

[動画紹介]Old Pulteney 蒸留所訪問

個人的に大好きなプルトニー蒸留所関連の動画をひとつ。

The Whisky Shop というのはスコットランドはダフタウンにあるウイスキー類をメインに取り扱っている酒商です。日本から直接注文することもできるとかで、結構有名なお店ですよね。

その The Whisky Shop が紹介している蒸留所訪問記がこちらの動画。プルトニー蒸留所は内部の写真撮影が禁止でした(現在は分かりません)。そのため、こういう許可を得た場合でないと実際に訪問する以外に中を見ることができないのです。蒸留所担当者のインタビューもあり、蒸留所があるWickの街の映像もあり。

スコットランドの北の果て、訪問するにはなかなか厳しい場所ですが、もしスコットランドに旅行に行った際には是非一度行ってみてください。