Tomintoul 45yo 1967-2012 (The Whisky Agency “Fight”, EX-Bourbon Hogshead Cask, 44.6%)
香りはレモングラス、ハチミツレモン、青い草、さっぱりとした柑橘でフレッシュ、ヒノキのような樹木の香り。
味わいは透明感があるがやや古さを感じる麦感、糖蜜、乾いた樽、ドライでオーキー、ややピークを過ぎた緩めのボディ。フィニッシュにかけてもドライさとオーキーさが続く。
【Good/Very Good】
TWAのトミントール1967、45年という超長熟ボトルです。
香りはサッパリとしたフレーバーが多彩で、若さとは全く違う、でもフレッシュなところがある、少し不思議なニュアンスでした。一方で味わいでは流石にボディは少しピークを過ぎた感があり、またかなり樽感が強くオークの味わいが全体を支配している感じでした。
自分は長熟由来の樽感かと思ったのですが、複数の知人の弁ではTWA独特のフレーバーということで、なるほどそういえば何度か味わったかもしれない、と思い至りました。やや浮ついたケミカル感のあるフルーツ感、といったところでしょうか。
トミントールらしさはというと、香りの青い草やレモンっぽいところがそれらしいと感じましたが、ここまで来ると判別することが難しいですね……。