タリバーディン 27年 The Stillman’s Dram

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Tullibardine 27yo (OB, “The Stillman’s Dram”, 700ml, 45%)

香りは麦由来の甘い香り、カスタードクリーム、青りんご、古びた家具のニュアンス、カラメルソース、すもも、時間をおくとみたらし餡のような醤油のニュアンスも出てくる。

味わいは少し桃とリンゴのニュアンス、コシのある麦の甘さと旨味、カラメルソース、ミドルから少しタンニン様の収斂味、出汁醤油、ピリピリと胡椒、奥の方にはじっとりと横たわるピートが微かに感じられる、あっさりとして長くは続かないフィニッシュ。

【Good/Very Good】

The Stillman’s Dramと銘打たれたシリーズのタリバーディン。瓶詰めは2000年頃となりますので、逆算すると1973年頃の蒸留と考えられます。

タリバーディンの魅力と云われても全く思い浮かばないのですが、このボトルは素朴な麦の味が一世代前の「美味しさ」を現しているように思えます。最近のバーボン樽の華やかさを求めるスタイルでもなく、かといって往年の良いシェリー樽の素晴らしさが出ているわけでもなく。しかしながら、腐っても70年代前半というべきか、麦の美味さがしっかりと感じられる、そんなボトルです。

複数樽のヴァッティングと思われる構成で、シェリー樽のニュアンスも感じられますが、出汁醤油っぽいところが少し苦手な人もいるでしょう。自分はこれはこれでありかな、というところです。45%という度数はちょうど良い塩梅。1ショット頂けば、確かな満足感が得られます。

さて、The Stillman’s Dramというシリーズで似たようなボトルが同時期に何本か出ており、他にもブルイックラディ、ダルモア、タムナヴーリン、ジュラ、フェッターケアンなどがありました。いずれも25年から30年程度のもの。これらは元々インバーゴードン社が所有していた蒸留所で、1993年頃にホワイト&マッカイの親会社であるJBB(Jim Beam Brands)に買収された後にリリースされたものです。これらの蒸留所もその後は所有企業がバラバラに分かれていますから、同シリーズで継続的にリリースされたものではありませんが、同シリーズはその後もボトルが幾つかリリースされています。

ラベルで同時期にリリースされたボトルたちは、2000年前後で25年オーバーの長熟ながら割りと手頃な値段だったようで、モルトの入門としてはとっつきやすかったのではないでしょうか。(自分はまだそのときにはウイスキーに興味が無かったですが)

往年の味を、最近のボトルと比較して呑めるのも、蒸留酒であるウイスキーの魅力のひとつです。

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タリバーディン 27年 The Stillman’s Dram」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: ブルイックラディ 27年 The Stillman’s Drum | 酒は人生の妙薬

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