スコットランドへ行ったらやりたい10のこと

ファイルを整理していたら、初めてスコットランドへの旅行を計画していたときのメモが出てきました。自分は旅をする前に「やりたいことリスト」を書き出すことが多いのですが、そこには当時考えいたやりたいことがいろいろと書かれていました。そのなかで実現出来たこともありますし、できなかったこともあります。やり残したことがあるのは残念ではありますが、またいつか来よう! というモチベーションにもなります。

そんなリストやこれまでの旅行の経験から、もしウイスキー好きがスコットランドに行ったら是非試してほしいこと、を超個人的主観でリストアップ。モルトラヴァーの皆さん、こんな旅、いかがですか?

 

発酵槽からもろみ(ウォッシュ)を飲む

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モルトラヴァーならば、蒸留所のツアー参加は必須でしょう。そのなかでも、まずは発酵中のもろみ(ウォッシュ)を味わえるチャンスをゲットしてみてください。残念ながらもろみは決して美味しいものではありませんが、麦芽が発酵していく過程の味はどのようなものなのか、なかなか試すことはできませんので貴重な機会です。そしてツアーのみんなで「あんまり美味しくないよね!」といって笑い合うのも一興です。

蒸留所にもよりますが、ディアジオ系のカリラやラガヴーリンでは試せました。その他大きすぎない蒸留所のツアーであれば試すことは可能でしょう。

 

ニューメイクを飲む

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蒸留したてのニューメイクは、熟成されたウイスキーほどの魅力はないかもしれませんが、これから育っていく原酒がどんな味なのか、知っておくことに興味はありませんか? 特にそれが好きな蒸留所であればなおさらでしょう。どんなウイスキーも、原酒の素性が良くなければ良いウイスキーにはなりません。ニューメイクがどれほどクリーンで、そして様々なフレーバーをその奥に蓄えているか、是非とも味わってみてください。

ニューメイクを試せるツアーは非常に限られています。通常のツアーではほぼ無理でしょう。少しレベルの高いツアーに参加するか、事前にメールで蒸留所に問い合わせてみることをおすすめします。少なくともハイランドパーク、アベラワー、ラガヴーリンでは特別ツアーで試すことはできました。

 

樽出し原酒を飲む

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ストレートフロムザカスク。まさにこれはウイスキーラヴァーの夢ではないでしょうか。熟成庫に並んだ数々の樽から、ヴァリンチと呼ばれる巨大なスポイトを使って原酒を取り出し、その場で味わう。これ以上の喜びはありません。熟成庫の中はウイスキーの香りに溢れ、その中の香りのひとつがあなたの目の前のグラスに注ぎ込まれるのです。テイスティングには注意してください。なぜなら、いつも以上にそのウイスキーが美味しく感じられてしまうから。熟成庫という場の効果は抜群です。

通常ツアーではなかなか試すことはできませんが、ハイレベルのツアーなら可能となっている蒸留所も多いです。バルヴェニー、スプリングバンク、ラフロイグなどで可能なツアーがあり、通常は事前予約が必要となっています。

 

ポットスチルに触れる

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隔離された場所にあったり、ガラスで仕切られたりと、日本のウイスキー蒸留所ではまず触らせてもらえない稼働中のポットスチル。安全面を考慮すれば致し方ないところですが、蒸留工程のハイライトともいえるポットスチルには是非触ってみたいというもの。

スコットランドでも制限は厳しくなかなか触れることはできないものですが、いくつかの蒸留所ではほんの手がとどくところまで近づいたり、場合によっては触ることができるところもあります。稼働シーズンか休止期間か、一日の中でもタイムスケジュールなどで変わってきたりもするのでいつでも可能なわけではないようですが、チャンスがあれば是非触ったり、中を覗いてみたりしてみてください。手触り、厚み、暖かさ、不思議な感覚が手を通ってきます。

実際にアラン、グレンドロナックで触ることができました。銅フェチな方は是非。

 

ハンドボトル(ヴァリンチ)を購入する

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ヴァリンチと云われるハンドボトル、つまりは樽出し原酒をボトリングさせてくれるサービスはここ数年で多くの蒸留所が取り入れてくれました。樽出し原酒を飲む、と同じように、やはり樽から直接というのはウイスキーラヴァーの心をくすぐるものがあります。多くは事前に蒸留所が樽を用意しています。どこも試飲はさせてもらえるので、気に入った味なら購入できるという安心感もあります。

ロマンはどこの蒸留所でも等しく得られますが、ほとんどの蒸留所が始めたため、残念ながらそのいくつかはお世辞にも美味しいとはいえないものもあったりします。自分の思い入れのある蒸留所であれば是非購入するのが良いでしょう。

オススメはやはりプルトニー蒸留所。自分がプルトニー好きになったのは、当時はまだあまり一般的でなかったヴァリンチを先駆けて取り入れ、スコットランド本土の北の果てまでわざわざ足を運んでくれたビジターのためにしっかりと美味しい樽を用意してくれていた、その気概に惚れたからなのでした。

 

マスタークラスに参加する

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ウイスキーフェスティバルなどでも開催されるマスタークラス。幾つかの蒸留所では現地で同様のツアーセッションに参加することができます。蒸留所内部の詳細な説明や様々な原酒のテイスティングなど、通常では体験できないことばかり。もしかしたら有名なブレンダーのあの方や、生ける伝説級のあの方が講師をつとめてくれるかもしれません。そうではなくとも、ブランドアンバサダーなどの重要なポストの方々が、あなたの特別な時間のためにエスコートしてくれます。

このような特別なツアーは大抵が事前予約が必要となります。また、開催が複数人からのため1人のみでは参加できないものもありますが、タイミングが良ければ他の参加者が居るため1人でも参加できたりします。事前にメールなどで蒸留所に問い合わせて、参加できるか確認しておきましょう。

 

パブに行く

 

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イギリスやお隣アイルランドでもそうですが、スコットランドといえばパブの文化。人々が集まり、わいわいやりなが酒を飲み交わす、そんな雰囲気を味わうのも良いものです。ウイスキーを飲むひとは意外と少なく、ビールやエールの方がより一般的ですが、別にウイスキーを飲んではいけないということもないので、自分の好きな酒をどんどん注文しましょう。

また、地方のパブは料理も美味しいです。イギリス料理は不味いと評判ですが、それは主に都市部の話。地方に行けばいくほど、食材の新鮮さや手の込んだ料理には磨きがかかります。野菜たっぷりのスコッチブロスやアンガスビーフ、本場のハギスとモルトのマリアージュなども是非試して頂きたい。

 

自然を満喫する

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スコットランドは北海道とおなじくらいの国土に、やはり同じく北海道と同じくらいの人口。つまり、手付かずの自然が数多く残る地でもあります。映画でもおなじみのグレンコー付近の山々、スカイ島の Old Man of the Storr, アイラ島のモニュメントのある岬 Mull of OAなどなど、挙げていったらキリがありませんが、いずれも軽いトレッキングを楽しんだ後に息を飲むような光景に出合うことができます。

スコットランドやイングランドにはフットパスと呼ばれるウォーキングやトレッキングのコースが数多く設定されており、国民は「歩く権利」が守られているというほどの力の入れようです。各所にゲートやマップが設定されており、難易度などもあわせて様々な情報が記載されたパンフレットやマップ、オンラインにも同様の情報が載せられています。

天気が変わりやすいスコットランドでは装備はしっかりと考える必要があります。事前のルート情報などもしっかり把握しておけば危険はさほどありませんし、有名な場所であれば同じコースを目指す人は多いですので気軽に楽しめます。是非スコットランドの雄大な自然を体感してみて下さい。

 

アイラ島の蒸留所を巡る

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スコッチが好きな人の間でも、やはりアイラ島というのはある意味「聖地」ともいえる場所でしょう。小さい島の中に8つもの蒸留所と、荒涼とした自然と、人々の暖かみとその営み。スコットランドの良いところが凝縮された場所です。

あまり長い時間が取れない日本人には、一度ですべての蒸留所をまわるだけでも精一杯かもしれませんが、そんなに焦る必要はありません。一度ならず二度、三度と訪問してみたくなる場所ですので、きっとまた戻ってくるに違いありませんから。

 

スペイ川を散策する

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スペイサイド。多くのスコッチ好きを魅了する言葉であり、スコッチの故郷のように感じる名前ですらあります。多くの蒸留所が集まるスペイ川の近郊ですが、実際にその川を見て、その水に触れてみるというのはある種の禊のようではないでしょうか。スペイ川はそれなりに大きな川で、周りに遊歩道が整備されている場所もあります。クライゲラヒの町辺りにもその入口があり、アクセスにはちょうど良い場所です。クライゲラヒ橋のフォルムは写真などで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

釣りが趣味の人にとっても、スペイ川は聖地のような扱いです。秋、黄金色の樹々の中でトラウト(マス)を狙うフィッシングは最高の愉しみだそう。水の中で少し冷えた身体は、陸に上がった後にウイスキーで温める。そんな過ごし方もまた格別でしょう。(ただし、入漁券は相当な値段らしいのでご注意を!)

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。なんだか飲んだり食べたりが主な内容になってしまいましたが、ウイスキーが好きな人であれば仕方ないですよね! とはいえ、ウイスキーや食事だけではなく、自然と文化を満喫しながら理解する。一本のボトルの背景にある様々なことを体験すると、ウイスキーを味わう際にも理解の助けになってくれるでしょう。

あなただけのスコットランドを、ぜひ見つけてください。

 

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