アイルランド蒸留所訪問 – クーリー蒸留所

アイルランドはダブリン市内は混んでいるものの、環状のM50を超えて暫く走ればあまり混雑の無い道が現れます。空港でレンタカーを借りた後、一路北へ向かうこと1.5時間ほど。クーリー蒸留所があるクーリー半島は、アイルランドでは珍しい高い山の麓にありました。そして蒸留所の近くには、少し離れたところに集落はあるものの、周りにはほとんど何もないと言って良い場所でした。

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クーリー蒸留所外観。牧場ばかりの何もない場所にひっそりと佇む。

 

ジョン・ティーリング氏が、1987年にジャガイモからのアルコール製造をしていた工場をウイスキー蒸留所に改造。2基のポットスティルと連続式蒸留器があるようです。ポットスティルによる蒸留は、アイリッシュ伝統の未発芽大麦は使わない、スコットランドと同じ製法であるということです。所謂シングルポットスティル・ウイスキーではないのですね。

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クーリー蒸留所そのものは残念ながら一般公開しておらず、見学することはできませんでした。外観では、なかなか大きい原酒工場のようにも見受けられます。背の高い建物は恐らく連続式蒸留塔、その手前あたりがポットスティルの配置場所でしょうか。

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すぐ隣の広い敷地に熟成庫があり、少なくとも8棟ほどあるようです。

 

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入り口のところで従業員のおじさんと会話することができて、すぐ近くのパブに蒸留所の紹介も兼ねたコーナーが用意されているということで、そこへ向かいました。Martin’s Pub というパブの一角にはビールなどの小売場があり、その奥に蒸留所の紹介コーナーが用意されています。

 

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展示されているポットスティルや樽などは、流石に今の蒸留設備ではなく昔存在したもののようです。奥にある写真にポットスティルやフロアモルティングの様子が映っており、これらが現在のクーリー蒸留所の様子らしいですね。

 

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以前はティーリングとの繋がりがあり、2011年にはビーム社が買収、そしてビーム・サントリーとなった後はキルベガンとの繋がりがある。近年のアイリッシュ・ウイスキーの高品質な原酒には、このクーリーが関わっていることになります。主にポットスティルによる蒸留が良い原酒を産んでいるのだと思いますが、意外なことに「クーリー」という名前のウイスキーは(ボトラーズを除けば)売り出されていないのですね。このあたりもスコッチとは異なる考え方によるものなのでしょうか。クーリーのシングルモルトなど、結構需要はありそうですけれども。

 

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先にも書いたとおり、クーリー蒸留所のあるクーリー半島は珍しく高い山がいくつかあり、集落もまばらでした。半島の先には少し賑わっている港町カーリングフォードがあり、いろいろなアクティビティがあるようです。風景的なところでいうと、なんとなくスカイ島に近いイメージを持ちました。もっと小規模ではありますが、スカイが好きな人はこの半島も好きになれるような、そんな気がします。

 

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