月別アーカイブ: 2018年8月

[日本酒] 秀鳳 純米大吟醸 原酒 山田錦47

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[日本酒] 秀鳳 純米大吟醸 原酒 山田錦47

  • 飲み口はどっしりと強いコク
  • スッキリとしたぶどうやメロンのような甘みに、少し乳酸菌系の酸味がありバランス良い
  • ごくわずかな微発泡、蓋をあけるとシュッという音が

え、これ大吟醸? と思わずラベルを見返してしまった。大吟醸は、サラッとしていてひっかかりはないけどコクもあんまりないよね、なんて先入観をふっとばすような、ぶ厚い純米大吟醸。それでいて味のバランスが良く飲みやすい。

値段も決して高くない、むしろ大吟醸なら安いくらい。コスパ的にもVery Goodです。

『ウィスキー写真作品展企画”Why do you like Whisk(e)y?”』がクラウドファンディング中です。

ウイスキー関連で何度かご一緒させて頂いているT.Ishiharaさんが、ウイスキーに関する写真展開催の企画を立ち上げられました。こちらでご紹介させていただきます。

ウィスキー写真作品展企画”Why do you like Whisk(e)y?”

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企画の詳細については上記サイトをご確認いただくとして、12月に都内で写真展を開催される予定となっています。なんとファンディング開始から1日と経たず、すでに目標額を達成されています。凄いですね。

自分もこのブログでウイスキー蒸留所に関する写真などを載せておりますが、T.Ishiharaさんの情熱は自分の比ではないくらい強く、特に蒸留所のハイライトたる蒸留器をフレームに抑える「撮り銅」という新たな道を開拓する旅にでかけられていました。自分が行ったことがないアメリカのバーボンの蒸留所や、メキシコのテキーラ蒸留所なども含め、100箇所以上の蒸留所を巡られてきました。

そして彼がたどり着いた「答え」。

『”ウィスキー”という同じ名前の蒸留酒を作っているのに、その土地や文化によって大きく異なる、そのウィスキーの世界観に魅了されたからです。』

たかが酒、とおっしゃる人もいるかもしれませんが、その背景にはたくさんの人が関係していますし、その場所ごとの独特の文化があるんですよね。自分もそれを感じたくて、スコットランドまで行っている、というのが本音です。

写真展は様々な趣向を凝らしてストーリーを描き出す企画をされているようです。クラウドファンディングの支援がさらに大きくなれば、企画もますます充実していくことでしょう。開催の折にはぜひ足を運んでみてください。自分も今から楽しみにしています。

 

[日本酒] 御前酒 木花咲耶姫 菩提酛純米大吟醸

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御前酒 木花咲耶姫 菩提酛純米大吟醸

  • 強めの酸、キリッとした味わい、このあたりは菩提酛らしさがただよう
  • ボディが薄めなのは大吟醸クラスだからか、後味に残りが少なくするっと消えてしまう
  • 少しバランスにちぐはぐさを感じるものの、他ではなかなか味わえない魅力もあり

オールド・プルトニーのニューリリース Huddart、15年、18年が新登場

8月頭にオールド・プルトニー蒸留所のラインナップ更新に関する情報が出始めてから2週間ほど。ついにその内容が明らかになりました。

New expressions set sail for the Maritime Malt

「新たな『海のモルト』、出航準備よし」 といったところでしょうか。

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Image via The Spirits Business

新たなスタンダード・ラインナップとして帆を張るのは、12年、Huddart、15年、18年の4本。12年は40%、それ以外の3本は46%という度数。このあたりは従来の17年や21年と同じ設定になっています。テイスティングノートを見ても、15年と18年にはシェリーカスク由来と思われるフレーバーがあり、17年と21年のバーボンカスク+シェリーカスクのスタイルを踏襲しているようです。熟成年数が短くなってはいるものの、昨年半ばで終売となってしまった17年、21年を復活させたかのような方針のようですね。

最も気になるのはHuddartではないでしょうか。このボトルはスモーキーなニュアンスが含まれているようで、もしかしたらライトピート麦芽を混ぜているのかもしれません。ピートタイプのプルトニーというと、2016年の World Whiskies Awards で Best Single Malt に選ばれた 1989 Vintage を彷彿とさせます。ピートを炊いたスタイルはプルトニーらしくないということで、親会社はあまり乗り気でないような話を最近のウイスキーマガジンの記事で見た気がしましたが……さて真実はどうなのでしょうか。(※追記:情報源を良く見てみると「ノンピート原酒をヘビーピートで使用した樽でフィニッシュした」とありました。上記の情報には矛盾がありませんでしたね)

ちなみにHuddartという名前は、オールド・プルトニー蒸留所がある通りの名前、ハダート・ストリート(Huddart Street)から来ています。プルトニーという名前は地名ではなく人の名前なので、ここでネーミングに地名をもってきたというのは普通とは逆の流れでちょっとおもしろいですね。

パッケージも全体的にリニューアルされ、ややモダンになりながらもクラシカルなニュアンスもあり、個人的には好印象です。熟成年数がやや大きめに見えるので、ひと目でわかりやすくなっています。一方、ボトルにシルクプリントされていた船のイラストが消えているようにも見受けられ、もしそうならちょっと残念なところ……。ボトルの形は以前と同じものを使用しています。

8/14から英国内で取扱いが始まり、順次各地へも輸出されていくようですので、そのうち日本でも流通してくれるでしょうか。9月のモダンモルトあたりで山陽物産さんがお披露目してくれるのではないかと期待しています。

 

[日本酒] 栄光富士 火輪 辛口純米酒

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栄光富士 火輪 辛口純米酒

  • しっかりとした辛口、ややボディは薄めでどちらかといえばライトタッチ
  • 余韻はやや雑味があり綺麗なスタイルではないものの、嫌味にはならず個性的でまとまっている
  • 派手さはないものの落ち着いて寄り添うような、食にも合いそうなボトル

 

[日本酒] 美寿々 純米吟醸 無濾過生

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美寿々 純米吟醸 無濾過生

  • 生酒らしいどっしりとフルボディな味わい
  • 酸が立ちキリッとしたアタックは明快な美味しさをもたらしてくれる
  • しっかり冷やしてキュッといきたい一本

正直、長野の酒にあまり良い印象を持っていなかったのですが、これは美味しいですね。ずっと飲んでいると飲み疲れするかもしれませんが、少なくとも一杯目にしっかりと冷やしたこの酒を飲んだら、かなりの満足感を得ることができるでしょう。

[日本酒] 奥の松 あだたら吟醸

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奥の松 あだたら吟醸

  • 軽い味わいで奥行きは深くはないがサラッと飲める
  • クラシカルでスタンダードな日本酒のイメージに沿う味わい
  • 焦がしたような、麦のような味わいが感じられる不思議

インターナショナル・ワイン・チャレンジ IWC2018 で「チャンピオン・サケ」を手にしたというボトル。味はかなり軽めで、昨今の日本酒のトレンド(だと思うのですが)である、いわゆる「酸があってフルーティ」なタイプとはちょっと違うクラシカルな方向性。

値段はかなり安めなので、コストパフォーマンス的にはかなり良いとは思いました。