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K.67 について

ウイスキー好きが送る、日々の酒の記録。 I am a Whisky Lover. Describe my alcoholic life. No whisky, No life.

ウイスキーのロックに改めて気づかされること

夏の盛りも過ぎてしまったころですが、ロックで飲むウイスキーについて書こうと思います。

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しっかりしたロックグラスを持っていないのが残念なところ。

つい最近のことですが、ウイスキーをロックで飲むと美味しいな、と思いました。

何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、あまりロックで飲むことが無かったのです。ストレートで飲むウイスキーは香りがよく開いてくれて、ただ味わうだけではなく香りも含めて愉しませてくれます。その経験があるからでしょうか、夏場といえどもロックで飲むのを避けてしまうのは、どうしても香りが閉じてしまうから。しかし、口に含むとどうしてもぬるさが目立ってあまり美味しく感じない。香り味ともにどうも一段劣るように思え、結果的に夏のウイスキー消費は落ち込むわけです(個人の感想です)。

また、これもまた良く聞く話かとは思いますが、本場スコットランドではロックは邪道、ストレートか少量の水をいれるのみ、という話。実際には多くの方が「自由に飲めばいい」と言っていますが、なんとなくそのイメージを引きずっているところがあるのかもしれません。

まあ、夏場はハイボールでサッパリ、というのが多いのもあります。ロックよりもハイボールかな、と。

そんな自分でしたが、久しぶりにロックで飲んでみたところ、「あ、美味しいな」と思うことが増えた。それをきっかけに、いろいろなモルトをロックで飲んでみているところです。ロックにするとミネラル感や奥に潜む系のピートのニュアンスが取りやすくなるように思います。ストレートとは違った味わいを感じることができるので、逆にストレートで飲んだときに様々な要素を感じやすくなるのではないかと期待しています。

あとはやはり冷たさを感じると飲んだときのフィーリングが良いですね。昔は氷が溶けることによって薄まるのが嫌でしたが、最近は薄めのものもそれはそれでありかな、と思うことも多いです。あまり飲みやすくなると、逆にスイスイ飲んでしまってすぐに酔ってしまうのがよろしくありませんが。

 

とけない氷といえば、金属でできたアイスキューブ(?)なども売られています。ちょっと興味はあるのですが、どうも食指が伸びません。というのも、殆が金属か石のような見た目で、どうも受け付けない。やはりロックの良いところは透明と琥珀色の美しさにもあると思うのです。見た目は味わいに影響しますからね。というわけで、透明で美しく、かつしっかりと冷やしてくれるようなアイスキューブでもないものか、なんて思っているところです。

 

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鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒

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鳥海山 純米大吟醸 無濾過生原酒

  • アタックから米の旨味が強く、フルボディ、飲み終わりまで終始一貫した強い主張
  • メロン系のフルーツ感どっしり、米の美味さと大吟醸らしいひっかかりの無さが素晴らしい
  • 目の覚めるような日本酒

ラベルが地味なので落ち着いた味わいかと思いきや、凄いパワーを持った鳥海山でした。無濾過生原酒だからこその凄さ、という感じです。ちょっとこのボトルはオススメしておきたい。

スペイバーン蒸留所がラインナップをリニューアル

スペイバーン、飲んだことありますか?

いや、こう言ってはなんですが、正直マイナーですよね。というのも、ここ数年はオフィシャルボトルが10年のみだったことも影響しているのではないかと思います。まあ、元々ブレンデッド用がメインという趣もありますし、表立って売り出していこうという気概はあまり感じなかったところです。

が、ここに来てオフィシャルのラインナップを一新するという情報が入ってきました。

SPEYBURN – OUR WHISKY RANGE

ラベルのリニューアルとともに、スタンダードの10年に加えて15年が登場しています。また、NASシリーズで2種類、Golden Salmon の意味だというBRADAN ORACHは、若いニュアンスを逆に武器としているようです。もうひとつはアメリカ向けのARRANTA CASKS。大胆不敵、という感じの意味でしょうか。

10年はさておき、15年は気になるところです。本当は以前のように21年クラスのものが出てくれると嬉しいのですが、さすがにそこまでは望めないですかね。スペイバーンはナチュラルで軽やか、どことなく古典的なスペイサイド・モルトだという印象でしたが、最近は変わってきているのでしょうか。あまり飲んでいないところでもあったので、機会を見て試してみたいと思います。

 

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ロセスの町はずれにあるスペイバーン蒸留所。2014年の際には拡張工事中で、隣が大きく工事現場となっていた。工事が完了したのもリニューアルの理由のひとつかもしれない。

ウイスキー投資の影と光

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先日、オーストラリアのウイスキー業界で詐欺ともいえる事件が発覚しました。

TAS州のウィスキー樽一般投資募集破綻に

最近その知名度が上がってきているタスマニアウイスキーですが、こんな形でさらに知名度が上がるというのも残念ですね。

事件があったのはナント蒸留所。蒸留所がウイスキー樽を販売するのは以前から一般的になってきていますが、その樽を4年間熟成させたあと、蒸留所が利息を上乗せして買い戻すという仕組みだったようです。年率9.55%といいますから、相当な高利率ですね。しかし、実際にはナントはウイスキーを適切に生産管理できておらず、結果的にでっちあげの詐欺ということに。元から詐欺にしようとしていたのか、それとも良いウイスキーが出来ずに次第にバラせなくなってしまったのか定かではありませんが、まああんまりまともな商売じゃなかったというわけですかね。

ウイスキー製造もビジネスですから、どうやって商品としての価値を高めていくかは様々な方法があり各々の手法があるのは当然なことです。ですが、熟成して世に出るまでに時間がかかるというウイスキーの特色が、いろいろと面倒なことを引き起こしているなあ、と感じることがこのところしばしば。原酒不足にしてもそうでしょう。難しい商品ですね、ウイスキーというのは。

思ったよりも人気が出てしまい、原酒が不足して、樽売りしたものを最終的には蒸留所が買い戻すということも、最近の一部の蒸留所では聞いた話です。そういう前例があるのも、こういった詐欺的な商品が、おかしいとは言い切れない原因のひとつになってしまっているのかもしれません。いずれにしても甘い話には裏があるということを念頭に、投資をする際にはよくよく考えることが必要ですね。

 

一方で、3年ほど前に香港で始められた「ウイスキーファンド」。当初はかなりの話題になりましたが、こちらは順調な結果を出してファンドを閉じることになるようです。

希少ウイスキーファンド、成功に酔いしれ清算へ-予想上回る人気の中

長期的に続けていくようなものではなく、一時的な時価の高騰を狙って短期間で終わらせる、というのは良い判断であるように思えます。特にこの数年は一部のウイスキーの需要がかつてないほど高まった時期でしたので、このようなファンドも悪くなかったのかもしれません。あまり両手を上げて賛成はしかねますが、投資商品としては良いものだったということでしょう。少なくとも、某ワインファンドよりはマシな運用がされていたようですね。

 

何にどれだけお金を出すかは個人の自由ですが、お金が集まるところには何かと厄介なものも紛れ込んでくるものです。最終的にはご自身の判断でということになりますから、有象無象にご注意を。

 

御慶事 純米吟醸 ひやおろし

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御慶事 純米吟醸 ひやおろし

  • 香りはバナナ、味わいには白ぶどうが優位のフルーツ感しっかり
  • ボディふくよか、後味に心地よい雑味があり印象的
  • 分かりやすさと複雑さを兼ね備えた、満足感が高い一本

バランスが良いながらもハイレベルな美味しさがキラリと光る一本でした。

雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし

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雪の茅舎 純米吟醸 ひやおろし

  • 上品なメロンやライチなどのフルーツ感
  • やや線は細め、単品で飲んで映えるタイプか
  • 料理ならややサッパリ系のもの、奈良漬よりは浅漬け的な印象

雪の茅舎のひやおろしは、同じ系列でラベルが黒基調の山廃仕込みのものがあります。そちらは少し酸味もボディも強くてガツンとくるタイプでした。料理に合わせて変えるのも良いかと。

天寿 ひやおろし “米から育てた純米酒”

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天寿 ひやおろし “米から育てた純米酒”

  • 米のコク優位、フルーツ感はやや控えめ
  • 柔らかめの酸が良いバランスを保っている
  • 冷やで頂いても良かったが、燗にしてもいけそうなところ

ひやおろしのシーズンです。蔵元さんもここぞと狙って良いものを出してきていますので、まだまだ暑い日本の夏をひやおろしで涼めていきましょう。