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ベンネヴィス 22年 1996-2018 BB&R ロイヤルマイル・ウイスキー向け

独特のトロピカル感をまとったベンネヴィスでした。

Ben Nevis 22yo 1996-2018 (BB&R for Royal Mile Whiskies, Cask#1196, 53.8%)

香りはワクシー、ただれた果実、油絵の具、ピーナッツ、熟成したチーズ、たまごボーロ、バジルのニュアンス。

味わいは度数の割には落ち着いたアタックで、むせ返るようなココナッツミルク、完熟パパイヤ、パッションフルーツ、ミドルからフリスクの清涼感と甘さ、じりじりとホワイトペッパー、クミンのような香辛料、ホワイトペッパーとトロピカルフルーツが混ざり合うフィニッシュ。

【Very Good/Interesting】

スコットランドはエディンバラの酒店、ロイヤルマイルウイスキーがボトリングしたベンネヴィス。信濃屋バイヤーのA氏が、現地で勧められて購入したという一本をテイスティングさせて頂きました。

香りはややオイリーでナッツ類の香りの裏に、過熟気味の果実感が見え隠れする、ちょっと不思議なニュアンスを感じさせるものの印象的ではなかったのですが、口に含んでみると驚くようなココナッツ・フレーバー。続いてかなり濃厚な南国フルーツはかなりの好印象でした。エキゾチックな香辛料のフレーバーもあり、ココナッツ感とあわさって、まるで辛くないタイカレーを楽しんでいるような、面白い組み合わせでした。

ベンネヴィスの原酒は昔から何かと不思議なフレーバーを出すことが多い印象で、昔のボトルはその珍味系のニュアンスが好ましくないものが多かったのですが、ここ最近はそれが良い方向に振れているものが多いように思います。ボトラーズからもシングルカスクが数多くリリースされていて、樽の個性ゆえの博打要素も多いのですが、総じてレベルは高くなってきているように思いますし、他の蒸留所にはなかなか見られない個性もあります。

確かにこれは良いボトルですね。ロイヤルマイルが自信をもってリリースしたというのも納得できます。これが手頃な値段で手に入るなら、かなり欲しいと思わされる一本でした。

Aさん、貴重なボトルを試させて頂きましてありがとうございました。

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