カテゴリー別アーカイブ: BenRiach – ベンリアック

ベンリアック 35年 1976-2012 酒のキンコー向け2ndボトル

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BenRiach 35yo 1976 (OB for KINKO 2nd Release, Cask#3035, 43.8%)

香りは青葉、やや強めに草、奥からパイナップル、缶詰のミックスフルーツ、桃、シロップ、ヒノキのような木のニュアンス。

味わいは青い植物感から始まる、徐々にシロップづけのパイナップル、チェリー、桃など、ミドルから強くはないがしっかりと主張する樽の味、シロップの甘さとフルーツ感が残るフィニッシュ。

【Very Good】

九州のキンコーさん向けのベンリアック1976、セカンドボトルです。当時のアナウンス記事がまだ残っていますので、改めてそちらを参考にしてみると「最もピーチフレーバーだった樽」ということでした。

自分はそこまで桃という感じはとれなくて、どちらかというとパイナップルっぽさと、ミックスフルーツ缶のシロップのような、どこか人工的な要素もある甘さだな、という印象でした。上記サイトにもある「シンプルで澄んだ桃のフレーバー」というのはなかなか言い得て妙で、シロップのような澄んだイメージなら納得でした。

長熟の度数落ちで43%まで下がっているためか、飲んだときに強さは感じられないものの、ミドルには樽のニュアンスが結構強く出てきていることが感じられました。流石に35年という熟成期間は樽の影響がかなり出ますね。一方で、それでも比較的プレーンなニュアンスで、超熟に耐えられる良い樽だったのでしょう。

キンコーさんのチョイスが光る、良いボトルでした。自分も買っておきたかったですね……。

良いボトルを飲ませて頂きまして感謝です!

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ベンリアック 1975 東京BarShow向け

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BenRiach 36yo 1975-2012 (OB for The First Tokyo International BarShow, Hogshead Cask#7228, 55.5%)
香りは白桃、魅力的なトロピカルフルーツ、ローズマリーのようなハーブ感、ヘザーハニー、少し味噌のようなニュアンス、奥に微かに海苔のニュアンス。
味わいは白桃、黄桃、パイナップルなどが交じり合う上質なフルーツポンチ、少し汗やワキガのようなセクシーなニュアンス、ドライトマト、甘味のある野菜のニュアンス、フィニッシュにかけても多彩なフルーツ感が素晴らしい余韻。

【Very Good/Excellent】

2012年東京バーショー向けのベンリアック1975、36年熟成です。

香り味共に魅力的なフルーツ感に溢れていて、南国フルーツあるいは桃のニュアンス満載のベンリアックといったらまさにコレ、という王道の味わい。香りだけでも多彩なため、いつまでもノージングしていたくなる素晴らしい香りでした。多くの人が求めるベンリアック像を叶えている、そんなボトルです。

ベンリアックといえば、2012年ころまでに同じようなシングルカスクが幾つもリリースされていたようなのですが、どういうわけか自分は全くその辺りに疎くて買うことがありませんでした。当日はちょっと雲の上の存在だったような印象で、もうちょっとしっかりリサーチしておけば良かったと後悔しています。

そんなベンリアックも、先日のビリー・ウォーカーによる蒸留所売却(所有者変更)で、今後のリリースがどうなるのか不透明な状況です。少なくともあまり良い方向には向かって行かないように思えるのですが、既に良質な樽はリリースされつくされてしまった気もします。

こちらも持ち寄り会でのボトルでした。貴重な経験、ありがとうございました!

ベンリアック34年 1975 ザ・ウイスキー・エージェンシー向け

BenRiach 34yo 1975 (Official Bottle for The Whisky Agency Cask#3061 50.6%)

香りは白桃、パイナップル、少しリンゴなどのフルーツ感が強い、甘い蜂蜜、微かにホワイトペッパーのようなスパイス感、ヒノキの香り。

味わいは、香り同様のフルーツ感、流れるような蜂蜜、少しヌガーのニュアンス、ミドルから芳醇でどっしりとした麦感、それら全てを合わせたようなフィニッシュがとても長く続く。

【Very Good/Excellent】

エージェンシー向けのベンリアック1975、34年熟成もの。

のっけから素晴らしく多彩なフルーツ感が強く香ってきて、グラスを近づけただけで期待がもてます。スワリングするたびにそれらの香りが押し寄せてくるのは、恍惚感をもたらしてくれました。

飲んでも素晴らしいフルーツ感と迫力のあるボディ、重厚な麦感、そして最後まで引っかかるところがほとんど無く余韻も長いという、ある意味パーフェクトな内容なのではないかと思いました。全体的にリッチで本当に魅力に溢れています。

この手のベンリアックは一時期良くリリースされていたことは記憶にあるのですが、自分はまだこの辺りに手を出そうと思っていなかったこともあって全てスルーしてしまいました。ここ最近は全くリリースが無くなってしまいましたし、今更ながらに、決心して買っておけばなあと後悔するわけなのですが、この内容なら本当に買いだったと思います。