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ベンロマック オフィシャル10年 100プルーフ

Benromach 10yo 100proof (Official Bottle in 2014 57%)

香りはオレンジ、バニラ、アンティーク家具、エッジに枯れ草のニュアンス、少し野暮ったい麦、微かにピートや煙くささ、ミントやハーブのニュアンス。

味わいは強くオレンジピール、トフィー、ヌガー、ミドルから薬草、仁丹のニュアンス、少しピーティ、フィニッシュにかけてコクのある麦の甘さ、草、柑橘系の甘さも混ざりしっかりと残る。

【Good/Very Good】

ベンロマック蒸留所のオフィシャルボトル。10年の100proof = 57%のものです。2014年に従来のものからパッケージが一新され、通常の43%のボトルとこの57%のボトルが流通しています。

バーボン樽80% / シェリー樽20% の構成で、さらに最後の1年をオロロソ・シェリー樽で仕上げているそうです。確かに味わいにもシェリー樽由来と思われるチョコレートやオレンジピールのようなニュアンスがのっていて、近年のシェリーカスクのニュアンスがほんのりと全体を覆っている感じが出ていました。決して強くはありませんが、良いバランスがとれていると思います。

味わいの本質としては、おそらく原酒由来と思われるのがミドル部分で、少し野暮ったさも感じる麦の甘さに薬草や仁丹のニュアンスが個性を主張しているようでした。決して嫌味なほど尖っているわけではないあたりが良い具合ですが、アルコール度数の高さからちょっと呑みやすいとは言えない仕上がりです。これは加水して50%程度にすると丁度いいと思いました。

ベンロマック蒸留所は主に2名という少人数での生産を行っているそうです。ボトルにも書いてありますが、The Classic speyside single malt whisky と銘打っている通り、1960年代の造りをなるべく再現しているようです。Webサイトにもその物語がいろいろと載っていますので、造り手の思いを見てみてはいかがでしょうか。

個人的に、香りのアンティーク家具のような部分が、どことなく70年代蒸留の何かのボトルに似ていると感じたのですが、自分でも何だったか思い出せず悶々としています(笑) 最近の持ち寄り会で感じたニュアンスだと思ったのですが、何だったのか……。さておき、最近のニューリリースとはちょっと違うような、昔のスタイルがあるのではと思いました。

恐らく43%のスタンダードボトルも似たような傾向の味わいだと思います。もう少しオレンジのニュアンスが広がっているのであれば、そちらの方がオススメかもしれません。