カテゴリー別アーカイブ: Blair Athol – ブレアアソール

ブレアアソール オフィシャル8年 1970年台流通

Blair Athol 8yo (Official Bottle in 1970s “From the House of Bell’s” 40%)

香りは軽くオールド香、醤油、桃のようなフルーツ感があるが強くない。全体的にプレーンであまり香り立ちは強くない。

味わいはオイリーでナッツの印象が強い。サクランボのような少し酸味のあるフルーツ。麦の甘さ、落ち着いた和菓子のような糖の甘さ。軽く乳酸飲料っぽいニュアンス。塩バター飴。フィニッシュは軽く、サッと切れ上がる。

【Good】

ブレアアソールのオールドボトル、1970年代の流通品でしょうか。少しオイリーさが強く、若い麦の甘さと共に儚い甘さが印象的でした。オールド香も乗っていましたが、全体的に主張は弱く、小ぢんまりとした印象のモルトでした。

ブレアアソール 蒸留所限定ボトル 2010年ボトリング

Blair Athol  Distillery Bottling Available only at the Distillery  bottled in 2010 58.5%

香りはレーズンやドライアプリコットのようなフルーツ香、ヘザーハニー、いい花の香りが主張するシェリー感。花の香りは少し香水っぽいニュアンスもあり。チョコっぽいニュアンスや、少しサルファリーな部分も見え隠れする。

味わいは濃いレーズンから始まり、ベリー系のフルーツ感が強く主張、少しカカオチョコレートっぽいニュアンスが出てくる。ミドルから強い木の樽感による渋み。度数の高さからヒリヒリと焼けつくような感覚が口腔内を覆う。ひとしきり収まると良い麦の甘みがしっかりと残る。余韻は再びビターなチョコレートのニュアンスが続き、最後にタンニン分と微かにベリー系のフルーツが交じり合いながら長めに続く。

【Very Good】

ブレアアソールの蒸留所限定販売のボトルで、ノンエイジですがカスクストレングスものです。花と動物シリーズのラベルと全く同じに見えますが、良く見ると違うというものですね。2012年に蒸留所へ訪れた際に買ってきたものです。その割には2010年ボトルですし、まだたくさん並べてあったので、意外と売れてないのかなと思いました(笑)

そんなボトルですが、なかなかどうして、堅実ながら美味しいシェリーカスクのモルトです。アルコール度数は強くアタックで面食らう部分もありますが、かといってボディがスカスカということはなく、結構しっかりとした麦感があります。そして、特にレーズンやベリー系のフルーツ感に溢れていて、美味しいフレーバーが広がります。呑んでいて嫌味な所がほとんど無いのも好印象です。これはもう1本買っておいて損はなかったですね。ちょっと失敗しました。

ブレアアソール蒸留所というと、生産量のほとんどがブレンド用にまわってしまうのでしょうか。あまりボトラーズからも種類が出ていない気がしますが、花と動物シリーズのスタンダード品は結構好きだった記憶があります。実は隠れた銘酒が多いのでは、と思っており、こっそりと色々買い漁るのも悪くないかもしれませんね。