カテゴリー別アーカイブ: Bushmills – ブッシュミルズ

ブラインドサンプル from とぅーるさん (1)

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モルト仲間のとぅーるさんから、ブラインドのサンプルを頂きました。幅広いモルトコレクションをお持ちのとぅーるさんが出してきたサンプルは一体どんなものでしょうか……。

【sample A from とぅーる】

香りはとてもプレーンな印象。若めの麦感、たらこのような海と塩っけを感じる。ハーブのようなスッとする草の印象があり、少しワクシーなニュアンスも覗かせる。徐々に開いてくると、ブリニーさが出てくるように思える。

味わいはブリニーでオイリー、アタックが強く若い印象。ミドルからニガヨモギ、青いリンゴ、若いキウイフルーツ、ほんの微かにシェリーっぽいサルファリーさも感じる。フィニッシュにかけても苦味を伴ったアルコール感が続いていく。

【Good】

香りはとにかくプレーンで、これといった特徴を感じ取るのが難しい。甘いニュアンスやフルーツ感をあまり感じず、若めのオーク樽のモルトであることくらいしか掴めない。
味わいからはかなり若めのモルトと思えるが、一貫してドライで甘さを感じないプレーンな味わい。ニューポッティな要素はそこまで無いが熟成感を感じず、近年のモルトと思われる。度数は比較的高めで、ボトラーズから出たカスクものと思われるが、少しシェリー樽由来のようなサルファリーさを感じた点から、オフィシャルのヴァッティングもあり得るのだろうか。最終的には除外。ブリニーでオイリーなニュアンスから蒸留所を検討した。

【予想蒸留所】①クライネリッシュ ②オールドプルトニー ③ハイランドパーク
【蒸留年】1990年代
【熟成年数】15年程度
【度数】54%程度

以上の予想でメールをお送りしたところ……。

ブッシュミルズ
Bushmills 1988 (54.1%, OB, for La Maison du Whisky, Rum Barrel, cask #14356)

アイリッシュ・ウイスキーのブッシュミルズでした。しかもラムバレルというなかなか異色のボトル。

自分が感じたブリニーとオイリーのニュアンスはとぅーるさんも感じられていたようで、味わいの傾向としてはなるほど納得、といったところでした。一方、ラムカスクによる味わいはあまり原酒との一体感が出ておらず、分離している印象、とのことでした。プレーンな味わいだと思った所に、少しシェリーカスクっぽい感覚を持ったのはそのせいだったのかもしれません。

最近、アイリッシュ・ウイスキーが結構いろいろと出てくるようになりましたし、これからの復権もありうるのか、要注目ということで、まさに今気になるウイスキーの一端でしたね。ありがとうございました。

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