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クライヌリッシュ 32年 1972-2005 エイコーン

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Clynelish 32yo 1972-2005 (ACORN “Natural Malt Selection”, 53.5%)

香りは優しい麦感、ハチミツとカスタード、アーモンドの香ばしさとオイリーさ、削ったばかりのヒノキのような木材香、オレンジとバナナのフルーツ感。

味わいはしっとりとした口当たりでカスタードやスポンジケーキ、良く熟したオレンジ、バナナチップ、マジパン、クリーミーなオイリーさ、ローストしたナッツと落ち着いたフルーティさが鼻抜けからフィニッシュまで長く続く。

【Very Good】

日本の古参ボトラー、エイコーンがリリースしていたクライヌリッシュ。1972年といえばクライヌリッシュの鉄板ヴィンテージ。ボトリング後の時間経過からか、かなり落ち着いていて優しいニュアンスが全体的に支配しており、53%という度数の割にはするすると飲めてしまう仕上がりになっていました。

しっかりとした麦感とオイリーなニュアンス、そしてフルーツ感が良いバランスで混在していて、奇をてらわない素の美味しさといった感じです。バーボンカスクのお手本のような方向性、それでいてこの複雑さは、90年代のバーボン樽のボトルだとちょっと思いつきません。90年代の30年オーバーはまだまだこれからなので。もしかしたらこのようなボトルにもお目にかかれるかもしれませんが、昨今のリリースを見ているとかなりの高額となってしまい手が出せそうにないような雰囲気があります。

今のうちにバーなど飲める場所で飲んでおいた方が良いかもしれませんね。

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クライネリッシュ 蒸留所限定ボトル

Clynelish “Natural Cask Strength” (DB Available only at the Distillery 57.3%)

香りは爽やかなリンゴ、薄めの蜂蜜レモン、少しワクシーなニュアンス、奥に桃缶、ツンと来るアルコール感は若さを思わせるが、華やかさもあり良い香り立ち。

味わいは蜜柑、流れるような蜂蜜と同時にそれを塗ったトーストのよう。軽めの生クリーム。ミドルはからオイリーだがペッパー様のスパイスも感じる。鼻抜けにはアルコール感が強いがミントのようなハーブ感。甘めのバターミルクのキャンディのようなフィニッシュ。

【Good/Very Good】

2012年のスコットランド旅行の際に、クライネリッシュ蒸留所で購入した蒸留所限定ボトル。佇まいは普通のオフィシャルボトルですが、年数表記が無く「蒸留所限定」の表記のみとなっています。

香り、味わい共に若々しさがふんだんに出ていますが、あまりニューポッティなニュアンスは強くなく、普通に美味しいオフィシャルボトルです。恐らく12年~15年程度の原酒をヴァッティングしたものだと思われます。フルーティさが結構出ているのと同時に、ワクシーなニュアンスも感じさせ、クライネリッシュらしさを感じることができます。

ハイプルーフでかなり飲み疲れるタイプですが、若い原酒でも蒸留所の将来が楽しみになるボトルです。