カテゴリー別アーカイブ: Glen Ord – グレンオード

グレンオード 2008-2019 オフィシャル ハンドボトリング

フレッシュ感あふれるオードでした。

Glen Ord 2008-2019 (OB “Hand Bottling”, Cask#308206, 54.8%)

香りは熟したリンゴ、洋ナシ、カスタードクリーム、クルミ、青い葉とヒノキを思わせる清涼感、微かにレモンシロップ、

味わいは少し刺激が強い、青りんご、ピスタチオのバクラヴァ、少し溶剤様、アルコール感と共にややオイリーなナッツ感、ほのかな甘みが続くフィニッシュ。

【Good/Very Good】

グレンオード蒸留所で樽から直接購入できるハンドボトリング。この手の蒸留所限定ボトルは、お土産としては最高です。ラベルが上下逆なのは購入した方の意図で、ということですが、他のボトルが並んでいる中で確かに一本だけ存在感がありました。

全体的に活きの良い若さがあり、フレッシュなところが魅力的なこのボトル。若すぎるニューポッティなフレーバーはありませんが、熟成すると出てくる重いフレーバーともまた無縁。少しオイリーな感じとずっしりとした甘さが美味しいモルトでした。

加水しても変に薄まらず、味の芯がしっかりと残るところが良いですね。

グレンオード蒸留所は自分も今年2019年の夏に訪問したので、そのときの風景を思い出しながら頂くことができました。2014年に拡張工事を終えた蒸留所は、ポットスチルが大量に並ぶ姿が外からも見ることができ圧巻でした。その中でも、一番古いポットスチルたちが並ぶところは趣があるものでしたが、後方の建物に鎮座する新しいポットスチルたちは、まさに原酒工場だな、という印象。とはいえ、こうして選ばれた樽はしっかりと美味しいものがあるわけで、樽で熟成させることの魅力は衰えることがありません。

グレンオードは、今年2019年のディアジオスペシャルリリースでも18年がラインナップされていてましたね。どうやらそちらも美味しいらしいと聞いているので、どこかで飲んでみたいと思います。

こちらも持ち寄り会でお持ち頂いた一本、ありがとうございました!

[ブラインド] グレンオード 30年 オフィシャルボトル

久々にブラインドのチャレンジを頂いたので、やってみました。

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【ブラインドA】

香りは熟したリンゴ、ピーナッツ、洋ナシ、こなれた麦感とハチミツ様、濡れた布のニュアンス、少しセメダイン。

味わいは強いアルコールの刺激的なアタック、洋ナシ、青みがかった瓜のニュアンス、ガムシロップ、甘じょっぱいキャラメル、白ぶどう、突き刺さるようなアルコール感にヒリつくフィニッシュ。

加水するとやや若いアルコール感とシナモン様が目立つ。味わいは少しチョコレート様が混じるが、基本的にドライな樽感が浮ついている。

【Okay】

やや若さも感じる、樽の味付けがあまりないプレーンな酒。もしかしたらリフィルのシェリーということもあるかもしれないが、3rd Fill以降だと思われる。若さ由来の香味と、樽感もやや生木っぽさがありうまくまとまっていない感覚。

10年前後と思いたいが、最近のリリースでは15年前後でもこのような香味になることがあるため悩ましい。甘じょっぱい味わいからは北ハイランド系を意識する。あまり多層的でない直線的な味わいはシングルカスクと推測。ボトラーズものだろうか。

蒸留年:2000年代後半
熟成年数:10年程度
度数:55%前後
樽:バーボン樽
蒸留所:①クライヌリッシュ ②プルトニー ③バルブレア
という回答に対して正解はこちら。

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グレンオード Glen Ord 30年 オフィシャルボトル 58.7%

回答頂いて、自分でも驚きましたよ、えぇ(苦笑)

とりあえずスペック的なお話をすると、グレンオード30年は2005年頃に出まわっていたボトルで、逆算すると1975年前後の蒸留の原酒ということになります。今回のブラインドの回答では、度数と地方については概ね当たっていて、特に回答では③にバルブレアと書く前にオードと書いていたのでちょっと残念な。まあそれ以前に熟成年数が全く当たっていないわけですが。

なんでしょうね、酸味のある香味とハイプルーフなアタックで完全にイメージが引っ張られた感があります。10年くらいのハイプルーフなシングルカスクのオードなんて、最近リリースあったかな? と思って、比較的リリースが多かったバルブレアを入れたのでした。

それにしても、ちょっとこれはショッキングというか……。なんかいろいろと申し訳ないのですが、自分の飾らない評価は上記の通りということですね(笑)

ここ最近、「往年の麦感があるモルト」(漠然としてますが)が味わえないかと考えていて、そのイメージの最初に挙がったのがこのオードでした。あとは、カーデュとかノッカンドゥあたりがイメージ先行ですが候補に挙がっていました。

そこにちょうどこのオードがやってきて、ブラインドで飲んでみるとなんだか自分には合わない味わいという結果に。結論として、昔のモルトが(自分にとっては)常に美味しいとは限らない、ということを見せつけてくれたわけでした。

現行品でも良いボトルあるのでそっちを探せ、ってことですかね……。

とにもかくにも、良い経験になりました。
Gさん、感謝です!

グレンオード 28年 オフィシャル 2003年ボトリング

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Glen Ord 28yo (OB, 2003 Bottling, 58.3%)

香りはやや妖艶、どっしりした麦感、レモン、マジパン、奥から青草のニュアンス、花の香料のような香り、後半にグラッシーさが目立つ。

味わいは力強い麦の甘さ、レモンカスタード、クッキー、結構スパイシーでピリピリと白胡椒、麦の甘みとレモングラスが香るフィニッシュ。

【Very Good】

グレンオード28年、2003年頃のボトリングのオフィシャルです。

太い麦感で力強さがありますが、香りの最初にはやや妖艶なニュアンスもあり引き込まれてしまうような独特の魅力がありました。ライトタッチというか、香味の要素は全体的に軽い方向になりがちなものばかりに思えるのですが、ひとつひとつの要素の粒が大きいというか存在感があるというか、ボトル同様「ゴツい」ように思えます。

このボトルと同型の30年は以前はよく見かけたと思ったのですが、いつの間にかそれもなくなってここ数年ではほとんどお目にかかれなくなってしまいました。最近はオード自体があまりリリースを見ない気がするのですが……ブレンド用で頑張っているのでしょうか。シングルモルト好きとしてはちょっとさみしいですね。