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グレンモーレンジ オフィシャル 25年 旧ボトル

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Glenmorangie 25yo (OB, Distributed +/- 2003, 43%, 700ml)

香りはややくぐもった芋のようなデンプン質、おしろい、汗っぽさと獣脂のニュアンス、徐々に濃い目の柑橘、バナナ、ドライイチジク。

味わいは、香りとは打って変わってとてもフルーティ、オレンジやブドウ、イチゴのような酸味もあり、ミドルからハチミツと熟成感のあるこなれた麦、フィニッシュにかけて少し収斂味があるが落ち着いた甘みと紅茶が続く。

【Good/Very Good】

グレンモーレンジのオフィシャルボトル、こちらの25年は2003年頃の流通ボトル。2016年現在も25年のボトルはありますが、形状が異なりますね。逆算して蒸留年は70年代末の頃ということでしょうか。

香りはあまり華やかさが無く、ちょっとどうしてしまったのかと思うくらいのとっつきにくい印象でしたが、口に含んでみると多彩なフルーツ感に驚かされます。ミドルから来る麦の旨味も熟成感がしっかりと感じられ、嫌味の無いスルッとした飲みごたえ。ダラダラといつまでも飲み続けられそうな、飽きのこなさそうな美味さです。

ややシェリー樽のニュアンスが感じられたので、バーボン樽とシェリー樽のヴァッティングかと思ったのですが、後々調べてみるとどうやらバーボン樽100%ということらしいです。同様のシェリー樽のニュアンスが出るバーボン樽というのもときどき出会いますが、いつも不思議でなりません。チャーの具合などでタンニンやブドウ系のニュアンスがうまく出てくるとこうなるのでしょうか。グレンモーレンジといえば樽研究のパイオニア的な位置づけですが、昔も様々な研究をされていたのかもしれません。

なお、香りの微妙さは、口開けからまだ開ききっていない状態だったのかと思われますので、今後まだまだ開いていくことでしょう。そのときはきっと香り味ともに素晴らしい陶酔感が生まれそうです。

グレンモーレンジ 1978年 ティン・エルミタージュ

GlenMorangie 1978 “Tain L’Hermitage” (Official Bottle 43%)

香りはカスタード、オレンジ、すももなどが華やかに香る、少しミルキーさ、微かにアーシーなニュアンス、奥に香木のような香りも潜む。

味わいは酸味が強く青リンゴのよう、しみじみとした滋味深い穀物の味わい、ミドルから草や土、ミネラル感、若干オイリーさを伴う、フィニッシュにかけても滋味深く落ち着いた穀物様が短めで終わる。

【Good/Very Good】

グレンモーレンジの1978年蒸留の特別なボトル、ティン・エルミタージュと銘打たれています。ローヌワイン樽でのフィニッシュものということで、その後のマディラやポートなど様々なフィニッシュものの先駆けとなったボトルでしょうか。ちなみに Tain というのはグレンモーレンジ蒸留所がある町の名前ですね。

明らかなフルーティさや華やかさがそこまであるわけではないのですが、どちらかというと麦感、ミネラル感が中心に置かれているようで、落ち着いてしみじみと美味しいモルトです。また、香りに比べると味わいは酸味が強く出ており、少しギャップがあるように思われ、この辺りはフィニッシュものならではなのかもしれないと感じました。

この日のスターターとして頂きましたが、飲みやすく奥深い、良いモルトでした。