カテゴリー別アーカイブ: Laphroaig – ラフロイグ

ラフロイグ 15年 2001-2016 エディションスピリッツ

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Laphroaig 15yo 2001-2016 (Edition Spirits “The First Edition”, Cask#12382, Refill Butt, 58.4%)

香りはこってりとした黒糖、おしゃれで華やかなブドウなどのフルーツの凝縮感、やや長熟ラムに通じるニュアンス、グレープフルーツ系の柑橘もありフルーツ感が多彩、奥にはしっかりとヨード、火薬、クローブ、黒胡椒などのスパイスのニュアンスが少し。

味わいは、アタックから香り同様の多彩なフルーツ感が広がる、黒糖と麦の中間的な甘み、やや強めの樽感、ミドルからの強すぎないピート感が好印象、スパイスとジャムをつけた紅茶のニュアンスが広がるフィニッシュが心地良い

【Very Good】

最近ちょこちょこと見かえるようになった “The First Edition” のこちらのロゴは、ボトラーズのエディションスピリッツから。

かなり濃厚なシェリーカスクのラフロイグで、上述の通りそのニュアンスがしっかりと出ています。華やかさに溢れ、ハイプルーフらしくパワフルさも兼ね備えた厚みのある味わい。口に含んだ瞬間から飲み込むんだ後の余韻まで、満足感がずっと続くモルトでした。分かりやすく、素直に美味しい、そんな感じです。

オフィシャルの21年ハーフボトルとは(あちらはバーボンカスクなので)異なる方向性ですが、どちらも同じように突き抜けて美味いボトルですね。残念ながら既に完売してしまっているようですが……。300本程度であれば、仕方がないかもしれません。

 

ところで、ラフロイグ蒸留所としては珍しいと思われるシェリーカスク。今年のスコットランド旅行で現地を訪れた際、ちょうど樽が本土から届いており搬入作業をしていました。話を訊くと、やはりバーボンカスクばかりだということです。

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ラフロイグ蒸留所、樽詰め前の一次保存庫内の様子。バーボンカスクが整然と並ぶ。

蒸留所のすぐ側にある熟成庫にも、基本的にはこれらのバーボンカスクばかりが並んでおり、シェリーカスクがどこにあるのかは正直見えませんでした。一方で、蒸留所内のいくつかの場所では既に役目を終えてオブジェとして並んでいるものの中にButtサイズの樽も置かれており、シェリーカスクが無いこともなさそうだ、という推測はできます。

オフィシャルの特別なボトル用、あるいは大手のボトラーズ向けに特別に払い出す用など、通常とは異なるルートで樽を手に入れてくるのかもしれません。色々な可能性はありますが、いずれにしてもシェリーカスクのラフロイグは貴重なものであることが伺えました。

 

ラフロイグ 21年 2015年ボトリング

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Laphroaig 21yo (OB for Friends of Laphroaig, 2015 bottling, 48.4%)

香りは美味そうな魚介出汁、グレープフルーツの白い部分、控えめだがしっかりとしたヨード、ミドルからはフレッシュなグレープフルーツ、グァバ、塩気のあるバタースコッチ、尖ったところがなく全体的に良い熟成感。

味わいはネーブルオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘、染みこむヨード感、下支えから主張するピート、旨味の強い魚介出汁、微かにメンソールや薬品庫のニュアンス、微かに炭とコールタールのニュアンス、複雑だが各要素が良いバランスでまとまっている。

【Very Good】

去年2015年にラフロイグ蒸留所の創業200周年記念の一本(?)としてリリースされた21年。今年2016年のスコットランド旅行の際に、ラフロイグ蒸留所のショップで購入してきました。350mlのハーフボトルです。

全体的に熟成感のある深い味わいで、引出しも多く多彩なフレーバーをまとっています。特に柑橘系のフルーツ感や旨味のある出汁のニュアンスは素晴らしく、自分の貧弱な語彙では全てを表せません。恐らく加水の調整も丁度良いところに落ち着いているからでしょう。引っ掛かりが無いのに芯の部分はしっかりとしていて飲みごたえがある。とても良いバランスです。

正直に言うとあまりラフロイグが得意ではない自分ですが、このラフロイグは素直に愉しめました。以前に持ち寄り会などで何回か飲ませて頂いていたことがありましたが、やはりこのボトルの出来は秀逸だと思います。ハーフボトルということで少々値段も張りますが、逆にハーフでも良いので一本買って飲んで頂きたいラフロイグですね。

 

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昨年のバイセンテナリーで蒸留所の装いもそれを意識したものに変わっていました。これはアードベッグ蒸留所も同じでしたが、壁に200周年! と描かれていたり、様々な小道具で演出されているあたり、ブランディングにも力が入れている感が伝わってきましたね。私達消費者にも記念でしたが、蒸留所の方々にとっても盛大な記念だったことが伺えます。

ところでこのボトル、蒸留所のショップで「フレンズオブラフロイグ限定」と書かれていて焦ってしまいました。というのも自分、登録していなかったんです。何か証明書のようなものを見せなければならないのかと思いましたが、特にそんなこともありませんでした。でも折角でしたので、幸いその場ですぐに登録できる機械もあったため、現地でメンバ登録してきました。ちゃんと旗も立ててきましたよ(雨で大変でしたが……。)

アイラ島訪問の良い記念になりました。

ラフロイグ 25年 2014年詰めカスクストレングス

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Laphroaig 25yo (OB 2014 Cask Strength Edition, 45.1%)

香りは魚介の出汁、島ものらしいピート、ヨード、濃厚なグレープフルーツ、とても良い熟成感、少しピーナッツのニュアンスでオイリーさを感じる。
味わいは凝縮したグレープフルーツ、魚介出汁、やや和風で鮨のよう、少しニガヨモギやメンソール系の薬草感、フィニッシュは染み込むようなピート感とホワイトペッパーのニュアンスが長く続く。

【Very Good】

流石の長熟ラフロイグで、若々しさやフレッシュなニュアンスは感じない代わりに、しっかりと落ち着いた熟成感は高級感を演出しています。ラフロイグに期待するグレープフルーツ感、魚介のニュアンスも想像以上に濃厚で、口に含んだときの圧倒されるような幸福感が素晴らしいです。旨味がしっかり乗っている魚介の部分が、昆布締めの鮨のような印象を受けたのが面白かったです。

おいそれと手を出せるボトルではありませんが、最近のリリースのラフロイグでは最もどっしりとして恰幅の良さを感じるボトルでした。アイラ系は若いものもいい仕上がりのボトルが多いですが、やはりこういう長熟のものはそれとは一線を画する存在だな、と改めて思い知らされました。

こちらは持ち寄り会でのPさんの持参ボトル。いつも貴重なボトルをありがとうございます!

ブラインドサンプル from 銀牙さん (B)

銀牙さんからのブラインドサンプル。続いては2本目。

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【ブラインドサンプル from 銀牙さん (B)】

香りはモワッと立ち込める酪酸系の香りが支配的、牛乳を浸した布のニュアンス、クレヨン、特にそのオイリーな部分が顕著、白い花の香りを凝縮したような香水系のニュアンス。

アーシーで金属的な味わい、じんわりと広がる落ち着いたピート、全体的に流れるように軽い、枯れた草、燻した灰、放置した雑巾。フィニッシュにかけても少し苦味を伴うオイリーさが残る。

【Bad】

香り、味ともにとても特徴的なサンプルで、正直なところ、全体的にオフフレーバーとして捉えてしまった。最近のものでは逆にこのような味わいを出そうとして出している蒸留所やブランドはほとんど無いと思われるのだが、オールド的な要素はあまり感じられないため、かなり悩んでしまった。新興の蒸留所のものという可能性もあるが、その場合はもっと若々しい部分が出てくると思うので、そういった点は感じられないことから除外。

かなりマイナー系のブレンデッドだろうか。金属系キャップのボトルで、イメージとしてはキャップの風味が中身に移ってしまっているのではないかと勝手に推測。もしくは、少し前のオフィシャルの10年程度。イメージとしてはグレングラッサあたりでちょっと変にこじらせてしまった系か、インチマリンあたりの珍味系などだろうか。

すみません、ちょっとこれは個人的に受け付けられませんでした……。

【予想蒸留所】①グレングラッサ ②インチマリン ③オールドブレンデッド 銘柄不詳……
【蒸留年】1980年代
【熟成年数】10年程度
【度数】40-43%

上記の内容でメールをお送りした結果……。

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ラフロイグ Laphroaig 10年(OB) 80年代後半流通 40%

まさかのラフロイグ裏蒸留所ラベル。このボトルは話には聞いていたものの飲んだことがまだ無かったのですが、これはヒドイ結果になりました(苦笑)

ラフロイグは苦手なものもありますが、もちろん美味しいと思うものも結構あります。しかし、結構絶賛する人が多いこのボトルに対して、まさかこんな結果を出すことになるとは、自分でも驚いています。

ピート香よりも前に酪酸系の香りを捉えてしまって、それが離れませんでした。香りと味は別物かもしれない、と思って飲んだものの、どうも口から鼻に抜けてくるフレーバーに同様の傾向があって、これがもうダメでした。オフフレーバーを一度捉えてしまうと、なかなかそこから抜け出せないですね。

言われてみれば、確かにらしいピート香も含めて全体的にラフロイグの傾向は感じられなくもないのですが、現行ともかなり違いますし、あまりフルーツ感としては捉えられなかったです。残ったサンプルを改めて飲んでみたところ、確かに味わいは粉っぽさを感じる柑橘系のニュアンスはあるような気がするのですが、あまり特徴的なものとは捉えられないようです。この辺は経験の無さによるものかもしれません。

銀牙さん、貴重なものなのにこんな結末で大変申し訳無いですが、懲りずにまたよろしくお願いします(汗)

ラフロイグ オフィシャル18年 ドイツ向け

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Laphroaig 18yo Distillery Bottling for Deuch 48%

香りはまず若々しいピート感しっかり、サラミのようなミーティさ、スッとするハーブ系、少し青草、正露丸のような薬品臭さ、火薬のニュアンス、なめした皮。

飲むとまず木の皮、タンニンの渋さ、らしい正露丸フレーバーが口内に広がる。途中からバニラとハチミツの甘さ、ヘザーのような花の香り。ふた口目からは花の香りが良く開いてきて口内に広がりを見せる。フィニシュにかけては甘さと薬品様が混じり、スパイシーさではなく程よい収斂味が暖かく続く

【Good】

オフィシャルのラフロイグ18年で、これはドイツ向けらしくボトル後ろ側の表記がドイツ語になっていました。オフィシャルのラフロイグは久々に呑みましたが、しっかりした薬品臭さがしっかりと香ってくるあたりがとてもオフィシャルらしいです。呑んでいるときはあまり意識しなかったのですが、若い麦感などは感じなかったあたりが、さすがは18年ものといったところでしょうか。48%という加水具合も、しっかりとしたボディを形成していて、飲み疲れず飲み飽きない良いところを突いてきているのではないでしょうか。

ピートは苦手な方なのですが、「ラフロイグらしさ」という「安定した個性」をしっかりと貫いていると感じられ、蒸留所の方針の明確さが伝わってくるようでした。

ラフロイグ 1998-2013 15年 キングスバリー

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Laphroaig 1998-2013 15yo Kingsbury Cask#700161 Hogshead 62.3%

香りはレモンのようなサッパリとしたフルーツ感、バニラ、少しワクシー、トマトやチリソースのようなニュアンス

味わいはトロッとした粘性がありまさにヘザーハニーのよう、塩キャラメル、結構ブリニーな方向に寄っている、少しオイリーでピートは軽め。フィニッシュにかけてはスッキリとしたハーブ系が口の中に広がる。キシリトールのようなニュアンス。

【Good/Very Good】

ラフロイグをいろいろと試していたときに呑んでいたもの。1998蒸留の近年詰めです。少しアルコールのアタックが強く、加えてピートでひと口目はやられてしまうのですが、ふた口目からはなかなかにフルーツ感が出ており、ピートはやや控えめに感じました。ピートに慣れてくると色々なフレーバーを探すことができて楽しいボトルです。

ラフロイグ 1992-2011 19年 ダグラスレインOMC メゾン向け

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Laphroaig 1992-2011 19yo Douglas Laing Old Malt Cask for La Maison du Whisky 54%

香りは、まずピートしっかり、キャラメル、塩の香り、オレンジ、木の桶、レモン、白っぽい花の香り、酸味のあるフルーツ感。

味わいはクリームっぽい甘さが強く主張し、溶かしたバターのような粘度の高い濃厚さ。ヌガー、塩キャラメル、ピートは程よく下支えに徹している。オレンジの皮、少し干し草のニュアンス。フィニッシュにかけて吟醸香のようなメロンっぽさと、少し金属様が現れる。

【Good/Very Good】

ラフロイグでフルーティなものを、というオーダーをして頂いたボトル。メゾン向けOMCのラフロイグです。飲んでみると確かに柑橘系のフルーツ感がしっかりと出ており、加えて塩キャラメルのような甘さがかなり濃厚に出ていました。ボディも厚くリッチな感じで、度数の割にはあまり飲み疲れせずにスッといけてしまいそうでした。

オフィシャルのラフロイグなどとはまた違った方向性ですね。ピートが強いのは苦手なのですが、このくらいのピーティさはむしろ有りで、美味しいボトルでは、様々なフレーバーを引き立てる土台のような役割を果たしていることが多いと思っています。90年代のラフロイグは美味しいものが多いと聞いていますが、これはまさにその典型かもしれませんね。