カテゴリー別アーカイブ: Linkwood – リンクウッド

リンクウッド 1973 G&M 蒸留所ラベル

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Linkwoood 1973-2012 (Gordon & Macphaile, 43%)

香りはライチ、白いブドウ、プレーンだが美味そうな麦感、べっこうあめ、薄めたコーヒーのようなカラメル感、微かに出汁と醤油のニュアンス。
味わいはゆったりとしたモルティさにレーズン、カラメル、焙煎したコーヒーのニュアンス、軽く醤油のニュアンス フィニッシュにかけてシナモンやカルダモン、ホワイトペッパーのスパイス感が残る。

【Very Good】

G&Mの蒸留所ラベルのリンクウッドといえば、長らくオフィシャルともいえる位置づけで様々なリリースがありました。15年や25年などの熟成年数表記のものには大変お世話になりましたが、一方でこういったヴィンテージつきのものもありましたね。自分はあまり買えなかったのですが……。最近はこれらのラベルもあまり見なくなったので少々残念です。

久々に飲んだ蒸留所ラベルのリンクウッドは、トップからからいわゆる「G&Mの香り」があり、「ああ、これこれ」と思わず顔がほころんでしまいました。薄めたカラメルやコーヒーのような独特のシェリー感が染み込むようであり、そこにライチなどの白いフルーツを思わせるフレーバーが混ざり込んできて、とても複雑で多彩な香味。度数43%と低めなこともあり、とても落ち着いた味わいはゆるゆるとどこまでも楽しめそうです。

最近のシェリーカスクだとギスギスした口当たりのものも多かったりしますが、加水の妙かそれとも原酒の質か、どちらもありかもしれませんが、優しくまろやかで上質なシルクのようなボトルでした。

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リンクウッド 19年 1991-2011 ハートブラザーズ

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Linkwood 19yo 1991-2011 (HART BROTHERS, First Sherry Butt, 55.5%)

香りはイチジク、プルーン、苦そうなカカオ、なめした革、もったりとした麦、全体的にやや控えめ。

味わいはパワフルなアタックからプラム、ドライイチジク、ダークチョコレート、強めのシェリー樽らしい渋み、同時にチョコレート系の甘みもかなりある、少しクレヨンのニュアンス、後半はピリピリとした黒胡椒が口腔を多い、プルーンのニュアンスと合わせて長く続く。

加水するとチョコレートの甘さが引き立ち、一方で後半の胡椒のニュアンスは消え去らない。口に含んだ後の波を愉しめる。

【Good】

ハートブラザーズのリンクウッド、もうこれもかなり前の2011年ボトリングでした。

ファーストフィルシェリーバットということでかなり強めのシェリー樽が効いていて、香り味ともに苦めのニュアンスが出ています。飲んで見ると原酒由来なのかかなり甘さもありますが、近年系シェリーの苦味部分も良く出てきており、パワフルさもあってビシバシやってくれている感じです。

ちょっと飲み疲れするタイプですが、原酒の素性は悪くないんですよね。2ndフィルのシェリーバットだったらちょうど良い塩梅だったんじゃないかなという感じです。一方でブレンド用としては個性的なこのモルトも良いアクセントになりそうです。

リンクウッド蒸留所は昔からブレンデッド用の原酒を製造していたところ。現在もほぼブレンデッド用の原酒工場のような側面もあります。一方でシングルモルトもそれなりの量があり、ボトラーズからのリリースも多いですね。ラガヴーリン蒸留所などではそのほとんどが2ndフィル以降のものしか無いと云われていたりもしますし、そういうのと比べれば様々な種類の樽が出てくるあたり、結構いろいろと試しているのかもしれませんね。

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リンクウッド 12年 マネージャーズドラム

Linkwood 12yo (Official Bottle “Manager’s Dram” Refill Sherry Cask 59.5%)

川口のパブ、アラサイドさんの周年記念で頂いた、マネージャーズドラムのリンクウッド。しっかりとしたテイスティングコメントは残せなかったですが、とても美味しかったので記憶には鮮烈に残りました。【Very Good】かもっと上かも、というくらい。

凝縮された麦感とバタースコッチのような甘味、バナナケーキのような、濃厚な味わいが印象的でした。リフィルシェリーの樽ということですが、ほとんどシェリーのニュアンスを感じなかったのも面白かったです。