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インチマリン 13年 2003-2016 オフィシャル シングルカスク for JIS

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Inchmurrin 13yo 2003-2016 (OB Limited Edition for Japan Import System, Cask#07/16004 53.2%)

香りはハチミツ、オレンジ、カラシやわさびのようなツンと来る刺激、青草のニュアンス、ただれた果実、玉ねぎやキャベツなどの野菜のようなややクセのある刺激臭、さながらドリアンのようなフルーティさとただれた果実のニュアンスが交じる。

味わいはオレンジにハチミツ、やや濃厚なマーマレード、アボカド、ミドルから舌先に残るバニラ、ヒリヒリと強めのホワイトペッパー、飲み込んだ後からドリアン様の独特な香味、フィニッシュはやや荒々しく木のエグみにバニラが残る。

加水すると香りは野菜系の刺激的なニュアンスが強くなり、味わいはメロンやアボカドやマンゴーなどのこってりした甘みが強くなる。

【Good/Very Good】【Interesting】

話題のインチマリンです。
情報通なウイスキーファンの方ならご存知かとは思いますが、一部でその味わいが話題となり、まさかインチマリン(ロッホ・ローモンド)がこんなに求められることになるとは、誰が想像したでしょう。自分もつられて1本買わせて頂きました。

味わいについては、正直いうと個人的にはそこまで「美味い!」という方向のものではありませんでしたが、なんでしょうね、本当に独特なニュアンスがあります。トロピカルフルーツとも言い難いのですが、フルーティさは確かにあり、そこにこの独特の玉ねぎっぽいニュアンスがあわさって、さながらドリアンのような香味と取りました。

ドリアンが一部のコアな人に熱狂的に支持されるように、このロッホ・ローモンドもまた同じ。いわゆる珍味系の味わいはロッホ・ローモンドらしさも感じられますし、ハウススタイルともとれるでしょう。もうひとつ昔からのロッホ・ローモンドらしさといえば濡れたダンボール様の香味ですが、そこは感じられませんでした。

なお、加水すると香りはともかく味わいは良い方向に振れてフルーティさが良く出てきました。これは加水してトワイスアップなどで愉しむのが良さそうです。

 
90年代以降、綺麗で品良くまとまったモルトが増え、外れがあまり無くなった分大当たりも少なくなったように思えます。このインチマリンはそういう主流とは距離を置きながらも、以前のようなダンボールや紙のニュアンスは取り払って「いい勝負」ができるようになった、そんな風に感じます。

それにしても、ジャパンインポートさんのこのチョイスは凄いですね。値段も決して安くはないため思い切った決断だったように思えますが、結果的にはかなり話題になりました。正規代理店であるJISさんがこういうボトルを詰められるのも、これまでの実績があってのことだと思います。今後もこういう独特なボトルも偶に取り入れて頂けると、消費者としてもモルトの奥深さを再認識できますね。

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