カテゴリー別アーカイブ: Lochside – ロッホサイド

ロッホサイド 23年 1981 ブラッカダー ロウカスク

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Lochside 23yo 1981-2004 (Blackadder “RAW CASK”,Bourbon Hogshead 55.4%)

香りは軽くケミカルさを伴うマンゴーやパッションフルーツがほんのり、パイナップル、焦げた藁、バタースコッチ、トフィー、インスタントコーヒー。

味わいはマンダリン、バタースコッチの甘さ、続いてマンゴーやパッションフルーツの南国フルーツ感が追いかける、同時に軽く風邪シロップの甘さ、奥にはインスタントコーヒーそのままの苦味と粒状感、甘さとピリピリとした刺激も加わるフィニッシュ。

【Good/Very Good】

ロッホサイドは1981が鉄板ですね。逆に言うと1981以外のリリースがあまり多くないのでそう感じているだけかもしれませんが。もしかしたら全体的に同じような味わいの系統なのかもしれませんが、同じくそれなりにまとまったリリースがあった1991などでは、南国フルーツ感はほとんど感じられないことが多いので、やはり1981は良いな、と思ってしまいます。

フルーツのフレーバーはどことなくトマーティン1976に近い感じもします。ややケミカルさが感じられるところとか。ややチャーしたオーク樽のフレーバーが強いのは、ブラッカダーらしく「樽の粉」が利いているためかもしれません(笑) もう残り少ないボトルでしたのでなおさらその傾向が強かったのかも。

ロッホサイド蒸留所は1992年に閉鎖されてしまったため、もう新しい原酒は無いわけで。最近まったくリリースを聞かなくなったところを考えると、いよいよストックもほぼゼロなのではないかと。もし何かの機会でリリースされることがあれば、注目の的になるのではないでしょうか。

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ロッホサイド 31年 1966-1998 サイレント・スティル

Lochside 31yo 1966-1998 (Signatory “Silent Stills” Cask#3910 57.7%)

香りはリンゴ、洋ナシ、微かにマンゴーのような南国のフルーツ感も。紅茶葉のニュアンス、少し溶剤のニュアンス、蜂蜜の甘い香り。

味わいは香り同様のフルーツ感に加えて透明感のある麦の味わい、さらっとした蜂蜜、後半にやや紅茶と清涼感のあるニュアンス、フィニッシュも蜂蜜漬けのフルーツ感が続く。

【Very Good】

シグナトリーのサイレント・スティルシリーズから、ロッホサイド1966 31年熟成です。1998年ボトリングということで、かなり昔のボトルですね。

多彩なフルーツ感が素晴らしい香りを演出していて、とても華やかです。蜂蜜のニュアンスもあり、そこにフルーツポンチがあるのかと思うような、そんな印象でした。味についてもさらっとくどくないフルーツのニュアンスが素晴らしいです。割とドライな方向で、ミドルからはスッと切れ上がるような印象を受けました。

ロッホサイドといえば1981が有名で、それらも結構フルーツ感が多彩で良いというイメージがありますが、この60年代のロッホサイドはそれ以上とも言えそうです。酒質の良さに加えて、ボトリングからの経過によってさらに円熟味が出てきた頃なのかもしれません。適度な熟成年数であることも重要でしょう。

軽く一杯頂いただけなので暫定的な評価ではありますが、VG/E 評価でも良いかな、と思えるくらいでした。もしもう一度飲める機会があるならば、しっかりとテイスティングしてみたいです。