カテゴリー別アーカイブ: Mortlach – モートラック

モートラック 1989 25年 スクール・オブ・モルト

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Mortlach 25yo 1989 (Whisk-e “The School of Malt”, Sherry butt Cask#5145, 54.5%)

香りはサラミ、ミーティ、ゴボウ、アーシーさが強い、じくじくとしたピート、奥に良く熟れた柿、アプリコットのニュアンス。

味わいはかなり強いシェリー感で甘いチョコレート、カカオ、アプリコットジャム、レーズンのニュアンス、ややオイリーでどっしりしたボディ、噛みごたえあり、鼻抜けにミーティなニュアンス。

【Good/Very Good】

2015年末にリリースされた、デイブ・ブルームのスクールオブモルト、レッスン5はモートラックでした。

香りから独特のミーティさ、そして土のついたゴボウのようなアーシーさが強く感じられました。このあたりが「モートラックらしさ」と感じる部分で、蒸留所の特徴を良く表したボトルだと感じました。味わいは一転してかなり良いシェリー感で、強い甘味にジャムのような濃厚なフルーツ感もあって素直に美味しいと思えます。往年のシェリーカスクとはまた違う方向ですが、これはこれでとても良く出来たボトルだと思いました。

こういった近年のシェリーカスクで良さそうなものを、かなりの長期間瓶熟させたらどうなるのかが興味深いですね。

このボトルは持ち寄り会にてKTさんにお持ち頂きました。今後ともよろしくお願いいたします!

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モートラック 1980 シークレットトレジャー

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Mortlach 1980-2000 The Secret Treasures Cask#2266 40%

香りはレモン、若草、青みのある果実、かすかに升酒のような木の樽の香り、燻した藁や煙のニュアンス。

味わいは、まず流れるような薄いハチミツ、オレンジピール、チョコレート、煮出した紅茶、軽くスパイシーさを伴っているが強くはない。ほんのり麦の甘さやシナモンのような。後半にかけてゆったりとした甘さが残り、ほんの少し渋みを伴って落ち着いたフィニッシュ。

【Good】

シークレットトレジャーというボトラーズのシリーズからモートラック蒸留所のシングルカスク、加水ものです。40%とかなり度数を控えめにしてあり、ボディの強さはありませんが、あまり嫌なニュアンスも無く、するすると呑めてしまうようです。20年という熟成年数ですが、どちらかというと若さを感じます。

ラベルの裏側には、「各蒸留所の個性を広めるために~」といった謳い文句があるのですが、すみません、正直蒸留所のハウススタイルは掴みきれていません(苦笑)。モートラックはあまり呑んだことが無いので比較対象が限られているのですが、オフィシャルの傾向に近いのでしょうか。いずれどこかで比較してみたいです。

モートラック 1995 17年 シグナトリー アンチルフィルタードコレクション

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Mortlach 1995-2013 17yo Signatory Un-Chillfiltered Collection Cask#4090+4091 Hogshead 46%

香りはレモン、青い草、ヨーグルトのような乳酸系の香り、ワックスのようなオイル感、少しピートと火薬のニュアンス

味わいはまずオイリーな飲み口、アーモンドやクルミのようなナッツの風味、苦味のある草、栗の渋皮のような収斂味、チーズのような乳製品のニュアンス。終わり頃から奥のほうに微かにドライアプリコットやイチジクのようなフルーツの甘さ、木の皮のような味わいがフィニッシュに続く。

【Good】

シグナトリーのモートラック、加水タイプで46%となっていますが、ボディはそこまでふくよかではなかったですね。あまりフルーツ感は無く、草や乳製品のようなニュアンスの方が捉えやすいフレーバーで、華やかさは無いものの無骨で一本筋が通ったようなモルトだなあ、といった感想でした。

モートラック 1995 18年 ダンカンテイラー ディメンジョンシリーズ

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Mortlach 1995-2013 18yo Duncan Taylor Dimension Cask#4097 55.4%

香りは生クリーム、フルーツを入れたヨーグルト、練乳イチゴ、ブルーベリー、濡れた木の皮、なめした皮、赤土のようなアーシーさ

味わいは酸味のある乳製品、ヨーグルトの上澄みのような酸味、プラム、オイリーでナッティなミドル、途中から土臭さ、生クリーム、微かに甘みもありマロンケーキのようなニュアンス、渋さと甘さが同居しながらフィニッシュを切り上げる。

【Good】

ダンカンテイラーのモートラック、カスクストレングスです。同時に呑んだシグナトリーのモートラックと比べると、やはり共通するニュアンスとして乳製品や土、木の皮などの少しオフフレーバー気味の部分が被りました。しかしこちらはより濃厚で、生クリームをベースとしたケーキのような風味が微かにあり、こってり濃厚な味わいが印象的でした。

アーシーさからキノコのようなフレーバーも感じたため、この少し珍味系な所が蒸留所のハウススタイルになるのでしょうか。以前呑んだシークレット・トレジャーのシリーズにはほとんど感じませんでしたが…。シグナトリーのものとは樽番号も近いため、この時期のものには共通しているのかもしれません。