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ロイヤルブラックラ 1994-2017 G&M ジャパンインポート向け

やや珍味系のニュアンスもある不思議な味わいでした。

Royal Brackla 1994-2017 (G&M Exclusive for JIS, Cask#8082, 51.7%)

香りはキャラメル、プルーン、カカオ、アンティーク家具、少し鰹節のニュアンス。

味わいはややピリピリとしたタッチでブルーベリー、クローブ、ベリー系の酸味、微かに出汁醤油、ブラックペッパーなどのスパイシーなフィニッシュ。

【Good/Very Good】

ジャパンインポート向けのG&M Exclusiveからロイヤルブラックラ、およそ22年熟成のボトルです。

やや樽のパンチが効いた味わいで、シェリー樽のニュアンスが良く出ています。近年系シェリーらしい味わいですが、特に香りの奥から出てくる鰹節のようなニュアンスがちょっとおもしろい。魚介というよりは、枯れた感じにちょっとこってりした旨味を感じるようなところが鰹節のように感じられるのでしょうか。いずれにしても、王道の味わいからは少しだけ横道にそれているようなところが個性かな、と思いました。

ロイヤルブラックラ蒸留所は、スペイサイドの中心から西の方に車で1時間弱くらいでしょうか。農地が広がる場所にぽつんとひとつ、離れて建てられている蒸留所でした。例によって見学は不可なので外観のみですが、こう、麦畑の中に少しだけ木々が並んでいてその中にひっそりと隠るように……というのは、日本で言う田んぼの中に小さな神社があるような感覚とちょっと似ているところがあって面白いな、と。

オフィシャルスタンダードのテイスティング会

先日は、有志のモルト好きが集まるThw Whisky Divers(TWD)でのテイスティング会。今回はオフィシャルスタンダードクラスのボトルに焦点を当てて掘り下げてみようという企画でした。

各メンバーが推しの一本について、ボトルや蒸留所の素性をプレゼンしながら皆でテイスティングしていくというスタイル。

今回のラインナップは、アイラや島モノは除外という前提を置いたところ、

  • ロイヤルブラックラ12年
  • ダルウィニー15年
  • オーバン14年
  • エドラダワー10年
  • グレンモーレンジ10年
  • グレンカダム10年
  • グレンフィディック12年

といったラインナップで、正直なところマイナーというか影が薄い蒸留所が多い。しかしこのチョイスこそ、改めて魅力を感じてもらいたいという各人の想いが透けて見えます。

評価の結果的には予想通り、いや、予想外なのですが、それを予感していたというか、とにかく議論と評価の過程はとても濃いものになり、充実した会となりました。

今回、改めてオフィシャルのスタンダードボトルを飲んでみると、そのクオリティの高さには本当に驚かされました。10年前にはそこまでではなかった印象がありましたが、本当に近年のオフィシャルボトルは良い出来が多く、ラベルチェンジして良くなったものもあります。一概に「昔が良かった」なんて言えない、というのが率直な感想。

勿論、自分(たち)の味覚が変わって来ているというのもあるかもしれませんが、7人がそれぞれにに「こういうところが良いよね」と、ある程度一致した結論を持ったのはそれなりに信頼できるところと言っても良いのではないかと。

というわけで、上記のボトルたちを中心に、オフィシャルのスタンダードレンジは美味しくてオススメできるものが多いです。まあ、そうではないボトル(ここには挙がっていない)もあったりするんですが……。いろいろと飲み比べてみると新しい発見がありますし、飲み方でもかなり印象は変わるので、自分の好みのところを探しながら飲んでいくと面白いですね。