カテゴリー別アーカイブ: Tamdhu – タムデュ

タムデュー バッチストレングス #1

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Tamdhu Batch Strength #1 (OB 2015, 58.8%)

香りは透明な蜜、ヘザーハニー、トフィー、ヌガー、フルーツ感は強くはないがイチジクやイチゴ、マンダリン、軽く焦げた木のニュアンスもありリッチ。
味わいは煮出した紅茶、ビター・オレンジのジャム、焼きリンゴ、鼻抜けにメンソールと少し干し草のニュアンス、少しチョコレートのニュアンス、後半にピリピリとスパイシー、フィニッシュもややビターなオレンジ感とスパイシーな余韻が長い。

【Good/Very Good】

タムデュー蒸留所も限定バッチでのボトルをリリースしてきました。こちらもNASボトルですが、シェリー樽のみの熟成となっているようで、確かに色からもかなり濃いのではと思っていたので納得です。

飲んでみたところ、これはなかなかに良いボトルです。香り味ともにリッチなシェリー樽のニュアンスで、ある程度の複雑さもあって良さが光ります。さすがにハイプルーフ&若い原酒の影響か、口当たりがかなり尖っている部分もありますが、そこを差し引いても十分な美味さがありました。

ストレートではあまり若さを感じませんでしたが、加水すると香りには若いモルティさが広がりました。一方で味はオレンジなどのフルーツ感が良く広がり口当たりも良くなるため、これは少し加水して愉しむのが良いのでないでしょうか。

タムデューもやりますね。この仕上がりなら十分に購入する価値はあると思います。

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Image via Master of Malt

タムデュ 28年 エクスクルーシブ・モルツ for 信濃屋

Tamdhu 28yo 1984 (Exclusive Malts for Shinanoya Hogshead Cask#2837 48.8%)

香りはイチジク、ハーブ、甘味の強そうな麦の香り、バター、奥に微かにメンソールのような清涼感がある。

味わいは良い麦の甘さ、粘性のあるバタースコッチのよう、マジパン、少しシナモンと草のニュアンス、フィニッシュは短めに切れ上がる。

【Good/Very Good】

信濃屋さん向けのタムデュ、28年という長期熟成のものです。スペックに違わない熟成感はまろやかな飲みくちで、度数よりも気持ち柔らかくて1杯めとしてとても良いスターターでした。全体的に麦の甘さ、ふくよかな飲みごたえが好印象で、とても良い仕上がりのバーボンカスクでした。

香りや味の奥の方に潜む草やメンソールのような清涼感が、自分はタムデュっぽいニュアンスかなと感じています。幾つかのボトルはこれが全面に出てきてしまっていて少し引っかかることがあるのですが、このボトルに関しては特にオフフレーバーと感じることはなく、味わいに深みを与える程度でした。

80年代前半はウイスキーにとって不遇な時代だったため、おそらく原酒も比較的少なめにしか仕込んでいないのではないかと思いますが、それらがもう30年近くになるのですね。今後は長期熟成のボトルもますます貴重になりそうです。

タムデュー 1982 シークレットトレジャー

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Tamdhu 1982-2000 The Secret Treasures Cask#2451 40%

香りはアプリコット、パイナップル、少し過熟ぎみのような果実感、枯れた草、ほんのすこし溶剤っぽさと紙っぽさが漂う。

味わいはオレンジ、煮出した紅茶に砂糖多めのような感じ、ほんのりライム、ミントのような清涼感あるハーブのニュアンス。中盤からクローブ、少しペッパー、若干草のようなニュアンスで軽く切れ上がるフィニッシュ。

【Good】

先の投稿と同じく、シークレットトレジャーというボトラーズのシリーズからタムデュー蒸留所のシングルカスク、加水ものです。こちらもボディの強さは無いのと、やはり蒸留所のハウススタイルが感じられるかと言われると、どちらかというと没個性的な感じもあってどうなんだろう、と思ってしまいました。こちらも18年という熟成年数と比較すると、どちらかというと若さを感じます。

このボトル単体ではあまり印象に残らなかったのですが、同時に購入した同シリーズのモートラックと1:1でブレンドすると、これが思いのほか良いブレンドになったのが面白かったです。青草や紙のニュアンスが抑えられ、フルーツ感が少し強くなりました。加水の飲みやすさも手伝って、良質なブレンデッドの下地となる縁の下の力持ちのような印象を持ちました。

ちなみにこのボトル、ネックの部分の蒸留所表記が “Tamadhu” とスペルミスしており、ちょっと酷いです(笑)