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秩父ウイスキー祭に合わせて臨時特急が運行

2/18は秩父ウイスキー祭ですね。
そのウイスキー祭にあわせて、西武鉄道が臨時特急列車を3本(往路2本、復路1本)運行するそうです。

池袋~西武秩父間で臨時特急が運行 秩父ウイスキー祭にあわせて 西武鉄道

増発便は以下の通り。1ヶ月前から購入可能ということで、既に発売中です。

【往路】
池袋 9時00分発 ~ 西武秩父 10時24分着
池袋 10時00分発 ~ 西武秩父 11時33分着

【復路】
西武秩父 16時00分発 ~ 池袋 17時40分着

もちろん、従来のダイヤ運行でも特急はありますので、それらを利用するのも手です。
池袋~西武秩父間は、特急以外だとかなり時間がかかってしまうので、特急を利用する方がストレスもなく便利だと思います。特に帰りの電車では、みなさん酔いも疲れもあるでしょうから。

既に秩父ウイスキー祭の入場チケットは完売してしまっているので、これから参加を検討というのは無理なわけですが、参加される方は利用してみてはいかがでしょうか。今回の実績次第では、来年も期待できると思いますのでぜひ。

ちなみに、特急列車は「あしがくぼの氷柱」の最寄り駅である「芦ヶ久保駅」にも停車します。秩父といえば「あしがくぼの氷柱」や「三十槌の氷柱」など、冬場ならではの見どころがあります。

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3年前の三十槌の氷柱。このときは暖冬であまり大きくありませんでした。

ここ数年は気温が高めであまり氷柱が育っていなかったようですが、今年は気温が低く氷柱も見応えがある出来栄えになっていると聞きました。絶好のチャンスですね。昼間も結構なものですが、夜はライトアップがありますので、ウイスキー祭りの前後や、前泊なども視野にいれて秩父の名所巡りなどもあわせて考えてみてはいかがでしょうか。

 

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ウイスキーとピクルス

N.Y はブルックリンで有名なピクルスメーカー、Brooklyn Brine の人気商品に「ウイスキー・ピクルス」というものがあるそうです。

紹介記事はこちら。

【Brooklyn Brine Co.】風味豊かな新ニューヨークスタイルピクルス 

ピクルス液のレシピに地元のウイスキーを使用しているとか。製造工程でアルコール分は飛んでしまうので、これを食べて酔うことはないそうですが、ウイスキーのフレーバーや樽のアロマが微かに薫るそう。

ウイスキーにピクルス?! と一瞬思いましたが、調べてみるとピクルスをつまみにウイスキーを飲んでいらっしゃる方も結構いるようで。自分もピクルスは好きなので単品では良く食べたりしますし、パブでビールを飲んだりするときにはよく注文します。

今度はウイスキーとも合わせて飲んでみようかと思います。

 

『ウイスキーの良さを知ってもらう本』がクラウドファンディング中です

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クラウドファンディングで『ウイスキーの良さを知ってもらう本』を制作するプロジェクトがスタートしています。ウイスキーラヴァーの皆さん、あなたも、ウイスキーの良さを広めるための本を一緒につくりませんか?

突然ですが、ウイスキーを飲むようになるためのハードルって、かなり高いと思います。

飲むきっかけのハードル、適切に飲むためのハードル、そして周りに一緒に飲める人がいるかどうかというハードル。改めて考えてみると、ウイスキーというお酒と長くつき合っていくために必要なハードルは本当に多いと思います。

最初のきっかけには、おそらく環境的なものが一番大きいのではないかと。親が家でウイスキーを飲んでいると、その姿を見た子供はウイスキーに自然と興味が湧くと思います。興味が湧くというか、ウイスキーというお酒があるのだなということをただ知るだけですが、その知ることこそが一番大きなハードルを取り去ってくれる。

自分の父親も家でウイスキーを飲んでいました。バーに行ったり高級な店に出入りするような人ではありませんでしたし、家で飲んでいるのも基本的にはサントリーのホワイトでシングルモルトとかそういうものはまったく知らないという人でした。随分と若い頃にバーテンダーになろうかと思っていたことがあったらしく、物置の奥にカクテル・レシピの本があったりもしましたが。父親のウイスキーを飲む姿を見ていたからこそ、ウイスキーというのは一気にガッとあおるものではなく、少しずつ時間をかけて愉しむものなんだな、というのが分かっていました。

自分がウイスキーにハマったのも、そんな父親に成人してからの誕生日プレゼントでスコッチを持っていって一緒に飲んでからなのですが、それはまた別のお話。

20歳そこそこのときに、若さに任せてビールと同じような勢いで日本酒やウイスキーを飲んでしまうと、本当に酷い酔い方になる。もしくは目上の人に飲まされたとかで、最悪倒れるようなことにもなります。そうなるとトラウマのようになって、そのお酒が飲めなくなってしまうんですね。悲しいことです。

楽しく、正しく飲むためには知識が必要なんですが、ウイスキーについてはそういうのを教えてくれる人も少なく、なかなか浸透していなかったりします。

そこでこのプロジェクト。中身はまだ見ていないので目次などからの推測ですが、飲み手が主体でまとめられた情報は、これらのハードルを解消してくれる一助になると思います。まだまだ固定観念がついてまわるウイスキーの世界を、もっと柔らかく、もっと身近に感じてもらうことができるのではないでしょうか。

他の人にレクチャーするなんていっても、あれこれ口うるさく語っても迷惑なだけですし、そんなときはこの一冊をスッと渡して「これ、読んでみてよ」なんていうのも良いのではないかと。

もっともっとウイスキー好きな人の輪が広がっていったら良いな、と思います。

遅れてきた年末年始のご挨拶

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既にスタートして随分と経ってしまった2018年。遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。

昨年の振り返りもしておりませんで。改めて考えてみると、5月にアイルランド、6月に長濱、9月に鹿児島の津貫、11月には台湾のカヴァランを訪問しました。色々な蒸留所を見てみたいという欲求がもたらした結果あちこち駆けめぐってみましたが、知人の協力などもあり有意義な時間を過ごすことができました。

テイスティングの方はやや控えめになってしまっていますが、その分読みもの的な記事を増やしていった方が(自分的に)面白いので、個人的趣味を発揮させてしまった1年でした。

さて2018年をどういう方向にするのか。今のところあんまり考えてはいません。情報の速報性についてはあまり追いかけられないので、ニュースサイト的な部分は他の方にお譲りするとして、ちょっと違う切り口でウイスキーに関する情報や魅力などをお伝えしていければと考えています。

ちょっと諸事情により(内臓の問題ではありません)暫くはアルコールが控えめな生活になるため、更新頻度がさらに落ちるかもしれませんが、引き続きお付き合いいただければ幸いです。

ストロングゼロが一部で人気のようですが

サントリーの「ストロングゼロ」という缶チューハイが話題になっているようです。

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Image via Suntory

 

ストロングゼロは麻薬? 福祉? 虚無の酒? 貧困が生み出した新たなる文化の香り……
https://togetter.com/li/1178321

 

ストロングゼロを飲んだことは1回しかないのですが、知人の家呑みで少しだけ分けてもらったところ、ほとんどジュースのようでゴクゴクいけてしまうなあという感想でした。500mlでもコンビニで200円しないくらいということで、お手軽に買えて、喉越しも良くて、意外とアルコール度数が高いから簡単に酔える、というところが重宝されているのでしょう。

これを見て、すぐにジンの歴史を思い出しました。

18世紀、ジンはロンドンで労働者層を中心に広まり大量の中毒者を出しました。当時の製造は雑で密造酒も多く、身体に危険を及ぼすものも多く含まれていたこともあって、中毒や急性疾患などが広まり街は荒廃していきます。当時のジンは、現在のようなドライ・ジンではなく、ハーブ類と共に大量の糖分を加えたそれこそジュースのようなもの。アルコールの嫌な部分を隠すための香り付け、味付けを施していたものでした。

結局政府が粗悪なジンを規制し、どちらかといえばまともなビールを推奨して値段もビールの方がより手頃になったことからジン中毒から脱却していった、という歴史があります。

ストロングゼロもなんだか似ていませんか?

美味しいのは良いと思いますし、手頃な値段も嬉しいものです。しかし、アルコール度数が強すぎるきらいがあります。ジュースのように飲めてしまうことから、気付かずに大量のアルコールを摂取してしまう可能性が高い。特にアルコール慣れしていない20歳そこそこの人たちにはその危険性が高いと思います。

かろうじて一桁台というのが逆に安心感を持たせてしまっている気がします。10%だとかなり高く感じるのですが、一桁台なら5%も9%も同じくらいに見えてしまう。まさに悪魔的なバランス、と思えてきてしまいます。流石に現代では粗雑な原料を使っているなんてことはないはずですが、アルコールは大量に摂ればやはり毒。適度な飲酒に留めておきたいものです。

一方で、今年はクラフト・ジンが大ブームで「季の美」をはじめ数々のジンが世界的にも人気を博しました。海外の人と話した際にも何度かジャパニーズ・ジンの話題があったほどです。こういった良いお酒も日本にはあることですし、あとは飲む側の心がけ次第ですね。

 

 

スコットランドと赤いライオン

スコッチウイスキーをある程度好む人なら、アザミといえばスコットランド、というイメージはあるかと思います。その由来や国花とされているアザミは、ウイスキーのラベルにもよく描かれていますね。

一方で、赤いライオンのシンボルマークも、スコッチウイスキーを良く飲む人には馴染みがあるのではないでしょうか。というか、ライオンというとベルギーの方が思い浮かんだりしたものですが、スコットランドでもそうなのか……? よく見かけるなあと思っていたものの、自分はつい最近までこの由来を知りませんでした。

 

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赤いライオンが印象的な、ダグラスレインのブレンデッド・ウイスキー「キングオブスコッツ」

レッドライオンはスコットランドの国章で、スコットランド女王メアリーの第一子であるジェームズ6世(イングランドではジェームズ1世)が広めたとされています。今でもイギリスでは Red Lion の名を持つパブはとてもポピュラーでどこの街でも見かけるそうな。一体いつから国章となったかは分かりませんが、「まさしくスコットランドであるもの」に対して国章であるレッドライオンを掲げるというのは、日本なら桜をモチーフにするようなものなのでしょう。ちなみに金のライオン3頭がイングランド、アイルランドは竪琴が国章となっています。

 

一方で、イギリスといえば紋章の国、というくらい紋章がたくさんあるわけですが、王室の紋章で左右(サポーターといわれる部分)に描かれているライオンとユニコーンは、ライオンがイングランド、ユニコーンがスコットランドを表してます。中心のシールドの中には、上に書いたイングランド、スコットランド、アイルランドのモチーフも描かれていますね。

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イギリス国章は王室の紋章でもある

さて、そうするとレッドライオンとユニコーンはどちらがスコットランドを表すものなのだろう? と疑問に思うのですが、実はどちらもスコットランドの象徴となっていて、ユニコーンは国獣とされています。日本の国鳥がキジなのと似たようなものでしょうか。想像上の獣が国の代表というのも面白いものです。

 

というわけで、レッドライオンやユニコーンがスコッチウイスキーのラベルに描かれるのはある意味自然なことだったわけです。

 

レッドライオンが印象的なのは、前述の陶器ボトルに大きくあしらわれたレッドライオンが印象的な「キングオブスコッツ」ブレンデッド・ウイスキーの他には、RED_LION

まさにそのままの名前を冠した「レッドライオン」ブレンデッド・ウイスキー。

 

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ホワイト&マッカイのラベルといえば「ダブルライオン」が有名ですが、これもレッドライオンの派生でしょうか。

 

また、ユニコーンを初めて見かけたのはキングスバリーのラベルでした。

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一時期、様々なシリーズがリリースされていたキングスバリー。改めて見てみると、右側の盾にはレッドライオンも描かれていたのですね。左側は青地にポットスチルでしたか。青はスコットランドの色でもありますし、まさにスコッチウイスキーですね。

 

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少し毛色は異なりますが、スリーリバーズからリリースされていた「貴婦人と一角獣」シリーズも、そういう意味では繋がりがあってのもの……だったのでしょうか。どちらかというとシリーズものとして受けが良さそうだったから、という理由かと思いますが。貴婦人と一角獣のタペストリーはフランスのものですが、描かれているのはライオンとユニコーンのセットなので、何かしらの繋がりがあるのかもしれませんね。

 

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その他にも、フェッターケアンは最近のラベルではユニコーンがモチーフとして描かれていました。

 

こうして見てみると、様々なラベルで使われていることがわかりますね。向こうではレッドライオン、ユニコーンともに自然に扱われているモチーフなのでしょう。こういうのはどこの国でも持っているものだと思いますが、その由来を知ってみると、なるほどラベルの見方も変わってくるかもしれませんね。

 

お気に入りの一本

唐突ですが、料理することが好きです。

別に上手でもなんでもないんですが、自分で何か作ってそれを食べると結構満足感があります。まあ、ちょっとは不味くても食べられなくなければそれなりに美味しいと感じることができるので、馬鹿舌なのかもしれませんが。

自分で手をかけたものは評価が高くなる。これは科学的にも証明されていることで、「インバルブメント効果」と呼ばれます。なるほど、人間というのは思い込みが強いからですね。先入観などによって同じボトルでも美味しく感じたりそうでもなかったりと、バイアスがかからないことは無いといっていいほどだと思います。

「苦労して手に入れた一本」が美味しいと感じるのは、ある意味では自然なことなのかもしれません。それはそれで良いことだと思っていて、思い入れのあるボトルというのはその人にとって大切な思い出と繋がっているものだと思います。昔だれかにプレゼントで貰ったもの、バーでおすすめされて美味しかったもの、酒屋を巡ってようやく手に入れたもの etc…

自分の場合は、スコットランドに旅行して現地で詰めたボトル、良くヴァリンチやハンドボトリングという名前で紹介していますが、これらが思い出深いボトルです。昨日、久しぶりにケイデンヘッドで詰めたボトルを飲んで、懐かしさを感じると共に「やっぱりこれ結構良いよなあ」なんて浸っているところでした。

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キャパドニックとリベットが特にお気に入り

 

旅のお土産ボトルは、単なる土産ものというだけではなく、将来感じるであろう懐かしさまでを含めたものなのかもしれません。そう考えると、ちょっと奮発するのも仕方のないことなのかもしれません。

というポジティブ思考で高いボトルを買ったことを正当化してみてはいかがでしょう(笑)