先日は、有志のモルト好きが集まるThw Whisky Divers(TWD)でのテイスティング会。今回はオフィシャルスタンダードクラスのボトルに焦点を当てて掘り下げてみようという企画でした。
各メンバーが推しの一本について、ボトルや蒸留所の素性をプレゼンしながら皆でテイスティングしていくというスタイル。
今回のラインナップは、アイラや島モノは除外という前提を置いたところ、
- ロイヤルブラックラ12年
- ダルウィニー15年
- オーバン14年
- エドラダワー10年
- グレンモーレンジ10年
- グレンカダム10年
- グレンフィディック12年
といったラインナップで、正直なところマイナーというか影が薄い蒸留所が多い。しかしこのチョイスこそ、改めて魅力を感じてもらいたいという各人の想いが透けて見えます。
評価の結果的には予想通り、いや、予想外なのですが、それを予感していたというか、とにかく議論と評価の過程はとても濃いものになり、充実した会となりました。
今回、改めてオフィシャルのスタンダードボトルを飲んでみると、そのクオリティの高さには本当に驚かされました。10年前にはそこまでではなかった印象がありましたが、本当に近年のオフィシャルボトルは良い出来が多く、ラベルチェンジして良くなったものもあります。一概に「昔が良かった」なんて言えない、というのが率直な感想。
勿論、自分(たち)の味覚が変わって来ているというのもあるかもしれませんが、7人がそれぞれにに「こういうところが良いよね」と、ある程度一致した結論を持ったのはそれなりに信頼できるところと言っても良いのではないかと。
というわけで、上記のボトルたちを中心に、オフィシャルのスタンダードレンジは美味しくてオススメできるものが多いです。まあ、そうではないボトル(ここには挙がっていない)もあったりするんですが……。いろいろと飲み比べてみると新しい発見がありますし、飲み方でもかなり印象は変わるので、自分の好みのところを探しながら飲んでいくと面白いですね。