ゴードン&マクファイルがシリーズを一新

皆さんご存知のボトラーズ、ゴードン&マクファイル(G&M)がそのラインナップを一新するようです。

New modern identity for Gordon & MacPhail | Scotch Whisky

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創業から122年、誰もが認めるボトラーズ企業のトップに君臨するG&Mですが、「近代化」の一貫として増えすぎたラインナップを整理して顧客が求めるものに応えていくとのことです。確かに様々なシリーズが出ていて、正直良くわからなくなってきていた感はありますが、14種類もあったとは驚きでした。これを5種類のシリーズに絞ってスリムアップしていくことになります。

残されるシリーズは次の5つ。

  • コニサーズ・チョイス
  • 蒸留所ラベル
  • プライベート・コレクション
  • ディスカバリー
  • ジェネレーションズ

馴染み深い「コニサーズ・チョイス」と「蒸留所ラベル」は、やはりG&Mたる所以。外せないところだったことでしょう。コニチョはリリースが開始されてから今年で50周年だったようで、そうなると始まったのは1968年ですか。古い歴史があることに本当に驚かされます。

コニチョはラベルが上記写真の通りデザイン変更になり随分とシンプルかつスタイリッシュに。ちょっと文字が小さいので読みにくいかなとは思うものの、正直こちらの方が自分は好みです。

ディスカバリーシリーズは、大きく分けて3つのフレーバー(スモーキー、シェリー、バーボン)を分かりやすく色を使ってナビゲートする仕組みのようです。どんな味わいなのかを想像しやすくすることで、ボトル購入の際にある程度イメージがしやすくなるということでしょう。

プライベート・コレクションは蒸留所ラベルの上位互換的な位置づけ。そしてジェネレーションズは最高級レンジで、ここまで来るとちょっと値段的にも雲の上すぎてまったく手が届かないところです。ボトルの写真だけ見て楽しみましょう。

これらの新シリーズは今年1年をかけて順次置き換えられていくそうです。もし現在のラベルのものが欲しい場合には、探しておくのが宜しいかもしれません。

個人的には、上にも書いた通り最近のG&Mはシリーズが多すぎてよくわからなくなってきたので、今回の整理は良い方向なのではないかと思います。ただ、あまり頻繁にシリーズを変えられるとまた分からなくなる要因ですので、10年くらいのスパンで変えないでもらえるとありがたいです。

 

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アベラワーの新シリーズとアブーナの行方

アベラワーの新シリーズが登場していたたようです。

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Image via Master of Malt

“Casg Annamh” は “Rare Cask” という意味のゲール語。読み方は「カスク・アムー」でしょうか。これだけで想像するとシングルカスクかと思いきや、ヨーロピアンオークのオロロソ・シェリー樽、アメリカンオーク樽2種類のヴァッティングのようです。バッチナンバーが振られており、#0001というなんとも果てしなく続いていきそうな予感をさせてくれます。

さて気になるのは、この新シリーズによって長らく続いてきた「アベラワー・アブーナ」が途絶えてしまうのかどうか、ということではないでしょうか。最近でこそ全体的なモルトの高騰のあおりを受けてやや値上がりしてきたものの、シェリーカスクのカスクストレングスで実売価格で6000~8000程度という手頃さ。シングルモルト入門者の「ネクストステップ」として必ずといって良いほど名前が挙げられてきたボトルです。自分も最初の頃はお世話になりました。現在はバッチ60ほどまで来ていたと記憶していますが、ここにきてその役目を終えてしまうのでしょうか。コアなファンには残念なニュースかもしれません。

メーカー側の事情を想像してみると、アブーナは約60%というハイプルーフであるのに対して、今回の新ボトルは48%と加水調整がされている模様。10%程度のアルコール度数の差で値段はほぼそのままということで、それだけ原酒の量が浮くことになります。ある意味、内容量が減っている実質値上げのような形とも考えられますね。原酒不足と原料費高騰など頭の痛い悩みに対する苦肉の策というように見えなくもありません。

できれば今後もアブーナのリリースは続けてほしいとは思いますが……覚悟はしておいた方が良いのかもしれません。

ロッホサイド 23年 1981 ブラッカダー ロウカスク

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Lochside 23yo 1981-2004 (Blackadder “RAW CASK”,Bourbon Hogshead 55.4%)

香りは軽くケミカルさを伴うマンゴーやパッションフルーツがほんのり、パイナップル、焦げた藁、バタースコッチ、トフィー、インスタントコーヒー。

味わいはマンダリン、バタースコッチの甘さ、続いてマンゴーやパッションフルーツの南国フルーツ感が追いかける、同時に軽く風邪シロップの甘さ、奥にはインスタントコーヒーそのままの苦味と粒状感、甘さとピリピリとした刺激も加わるフィニッシュ。

【Good/Very Good】

ロッホサイドは1981が鉄板ですね。逆に言うと1981以外のリリースがあまり多くないのでそう感じているだけかもしれませんが。もしかしたら全体的に同じような味わいの系統なのかもしれませんが、同じくそれなりにまとまったリリースがあった1991などでは、南国フルーツ感はほとんど感じられないことが多いので、やはり1981は良いな、と思ってしまいます。

フルーツのフレーバーはどことなくトマーティン1976に近い感じもします。ややケミカルさが感じられるところとか。ややチャーしたオーク樽のフレーバーが強いのは、ブラッカダーらしく「樽の粉」が利いているためかもしれません(笑) もう残り少ないボトルでしたのでなおさらその傾向が強かったのかも。

ロッホサイド蒸留所は1992年に閉鎖されてしまったため、もう新しい原酒は無いわけで。最近まったくリリースを聞かなくなったところを考えると、いよいよストックもほぼゼロなのではないかと。もし何かの機会でリリースされることがあれば、注目の的になるのではないでしょうか。