ボウモア12年 2000-2012 カスク&シスル

BOWMORE 12yo 2000-2013 (Cask & Thistle Cask#0216 57.3%)

香りは甘い麦汁ジュースと塩気のあるバター、濡れたピートがしっかり、軽くヨード感、レモングラス、ネーブルオレンジの皮。

味わいはアルコール感を伴った若い麦の甘さ、すぐに塩気が強くピーティさもしっかりと主張、ミドルから薄い蜂蜜、レモンの皮、徐々に甘味が出てきてオレンジの甘さに変化、フィニッシュにかけては塩気とサッパリとしたハーブ感が軽く残る。若干アルコール感が強い。

【Good】

カスク&シスルのボウモア、2000年蒸留の12年ものです。1993年頃から美味しいものが多くなってきたボウモア、2000年代に入ってからの12年以上の熟成ボトルが出てくるようになりましたが、どれもなかなか安定して美味しいものが多いと感じます。このボトルもそのうちのひとつですね。

全体的に若さを感じさせるアルコール感が出ているところが少し気になりますが、レモンやオレンジのようなサッパリとしたフルーツ感がそこそこ出ており、ピート感などとの全体的なバランスはなかなかに良くまとまっています。特にフルーツ感は果汁そのものではなく皮の白い部分のような、少し苦味を伴う感じが出ていて、単純な甘さではなく複雑さを伴っているところも面白いと感じました。

この頃の蒸留年の長熟は今から期待してしまいます。

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